■かつて語っていた因縁

 新庄監督は18年に自叙伝『わいたこら。』(学研プラス)を上梓しているが、新庄は清原氏の『告白』(文藝春秋)を引き合いに、

「『告白』は、10万部でしたっけ? アレには勝たなきゃいけないね。やっぱり野球じゃかなわなかったから、本では大先輩の清原さんに勝ちたい。清原さんも、あんな“しくじり”をしていますけど、きっとハートが弱かったんですよ。あの世代の高校球児って、先輩からいじめられていたじゃないですか。

 僕もそうでしたけど、野球がうまいと、なおさらいじめられる。だからプロに入って、もういじめられないように“番長”になりたかったんでしょうね。弱い心を強く見せるために……。

 雑誌では仲がいいとか書かれたりしますけど、清原さんの電話番号も知らないし、飲みに行ったこともない。僕からしたら、清原さんはスーパースター……っていうか、もうムービースターですよ(笑)。僕は誰と会っても緊張しないんですが、清原さんクラスになると話は別。それぐらいスゴイ存在です」

 と、語っていた。

「また、新庄さんはキャンプの際に派手なジャージ姿で登場したり、11月14日に新庄ビッグボスは長い後ろ髪をなびかせて走る伊藤大海投手(24)の記事を引き合いに《個性ある髪型 服装 発言大歓迎‼️》としつつも《ただし 痛んだ髪 歯汗臭さ ダサい服 みっともない体型 全ての身だしなみが出来ない選手は2軍行きだょ》とインスタグラムで発言していますが、これについても根本から清原さんとは考え方が合わないんだな、と思えます」(前出のスポーツ紙記者)

 清原氏は母校で野球の名門校だったPL学園出身の後輩・中日ドラゴンズの立浪和義監督(52)が「茶髪、長髪、ひげ禁止」を出したことに賛同し、

「選手のみなさん、このプロ野球界を盛り上げてください。ジャージを着ている男(新庄監督)なんかに負けないでください」

 と、立浪監督を応援し、動画を締めくくっているのだ。

“憧れの存在”だった清原氏だったが、残念ながら“ビッグボス”新庄とは相性が悪かったようだ……。

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