■“敵は身内にあり”

 確かに彼が女性を“お持ち帰り”しようが、さほど違和感はない。今回のような“療養中での不倫”でもなければ、報じる価値もないということか。しかし、SNSでナンパした希薄な関係の女性との交際を続けていたら週刊誌に“ベッド写真”などを提供される恐れがあると思うのだが、

「特にそんなことは気にしてないようです。彼は独身だから誰と付き合おうと問題はないし、女性が気分よくいられるようにしっかりもてなしていると聞きました。女性のほうもそもそもが熱烈なファンですから週刊誌に売る気など毛頭ない」(芸能プロ関係者)

 今回報道でもA氏の妻を自宅に呼んで秘書が作った食事を一緒にとったとの記述がある。彼女は彼のお城のような自宅に招かれ、2人きりで食事してまさに天にも昇る気分だったのではないだろうか。だが、夫にバレてしまったことで『文春』に話が渡り、地上に叩き落されることに。

 それに加えて、彼の場合は“敵は身内にあり”といった要素もある。今回の報道にも、元側近の証言が掲載されており、女性とメッセージをする際には「一定時間でやりとりが消える」仕様のアプリを使っていることが明かされてしまった。

「かつての報道でも元側近らが週刊誌にGACKTの“生態”について証言するというケースがありました。もちろん自ら週刊誌に売ることはしないのですが、プライベートなどについて話を聞かれるとさらっと答えてしまう人たちが多いようです。“俺様気質”の彼に対して日頃からストレスを溜めている者も少なくなく、忠誠心もあまりないがゆえに、つい話してしまうんでしょうね」(週刊誌記者)

 個人的に雇っている“取り巻き”のような存在の側近たち。その数は多く、誰が証言したか特定ができないというのも簡単に口を割る要素のひとつだろう。そういった取り巻きの前でもGACKTはオープンで、女性との食事にも帯同させたりするので会話は筒抜けなのだとも聞く。

 既婚者女性との関係が明らかになったが、同時に訴訟にまで発展する可能性もあるとされている。元日恒例の『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)や主演映画である『翔んで埼玉』の続編の撮影は体調不良のため出演とりやめや出演延期ということになっているが、テレビ局の関係者によれば「不倫訴訟ともなればスポンサーのイメージダウンは避けられない」という。今回ばかりはどうやら窮地に追い込まれることになりそうだ。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之> ◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。

【週刊女性PRIME】

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