■起死回生の大幅リニューアルも振るわず……

『VS魂』は今年1月3日にスタート。初回放送の世帯視聴率は9.0%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率6.0%と上々のすべり出しだったが、回を重ねるごとに数字を落としてしまい、ここ最近は世帯5%台を推移していた。

「『VS嵐』は2019年1月の嵐の活動休止発表から2020年12月までの約2年間、世帯視聴率で約11%ほどを推移していました。“活動休止特需”とも言えますが、この1年間、『VS魂』は『VS嵐』の半分ほどの数字しか取れていなかったんです」(制作会社関係者)

 起死回生のため、7月15日の放送回を皮切りに番組は大幅リニューアルに踏み切った。

 これまでは前番組の『VS嵐』同様にスタジオに組まれたセットを使ってゲームを行なっていたが、この日の放送からは陸上競技場、プール、テーマパークといった場所で、ゲストメンバーと対決を行なう新企画が始まった。

 しかし、視聴者からは「企画やゲームが面白く感じられない」「嵐ファンとしてVS嵐が始まった時から毎週楽しみに見ていましたが最近はファンですらつまらないと感じるような企画で正直見てて辛いです」など、番組への不満の声が多数寄せられた。

 9月2日の放送回では、丸太をどれだけ早く切れるかを競う「丸太早切り競争」というゲームが行なわれたが、このゲームについて相葉がスタジオトークで「このゲーム酷いなと思った」とコメントしたこともあった。

「相葉さんの表情はどこか不満を訴えるようにも見えました。相葉さんは他にも、ゲストが“間違いなくお蔵入りの映像よ”とコメントした際、“ですよね!”と同調するなど、企画内容に対して苦言を呈する場面が散見されました」(前同)

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