■ジャニーズ初めての文学賞受賞

 青山学院大学を卒業し、アイドル活動の傍ら、2012年に『ピンクとグレー』で小説家デビュー、現在も作家として活躍するNEWSの加藤シゲアキ。2021年にはAぇ! group正門良規主演の舞台『染、色』で原作、脚本を務めた他、著書『オルタネート』で吉川英治文学新人賞を受賞し、ジャニーズ所属タレントでは初めての文学賞受賞をはたした。加藤には、「たくさん小説を執筆しているから」(31歳/女性/デザイン関係)、「小説を書ける文才があるので知的だと思う」(25歳/女性/総務・人事・事務)など、作家としての才能を挙げる人がほとんどだった。

 Hey!Say!JUMPの伊野尾慧は、明治大学理工学部建築学科を卒業しており、“建築アイドル”という一面を持つ。朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)では木曜パーソナリティを担当、レポーターを務める「イノ調」コーナーでは、建築物に対する分かりやすい解説が好評だ。そんな伊野尾には「バラエティ番組などでコメントするときのワードチョイスや場の空気の読み方に賢さを感じる」(22歳/女性)、「大学で学んだことを生かしてテレビ番組で話している」(18歳/女性/学生・フリーター)という理由が見られた。

 関西学院大学社会学部出身のジャニーズWESTの中間淳太は、中国語と英語も話せるトリリンガルとしても知られる。昼の情報番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で、木曜レギュラーを務めるで、ニュース情報番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(朝日放送)にレギュラーパネリストとして活躍している。

 2021年放送の『正義のミカタ』で、新型コロナによる緊急事態宣言について「感染者を減らすのはもちろん大事だけど、減らしつつも、例えば飲食店は時短するんじゃなくて、食事ルールを設けるとか、そっちのほうが現実的じゃないのかなと思う」と見解を示すなど、的確なコメント力が評価されている。中間を選んだ人からも、「『正義のミカタ』という番組でのコメントが、意外としっかりしていると感じました」(38歳/女性/デザイン関係)、「知識が豊富だし、中国語も話せるから」(19歳/女性/学生・フリーター)などの声があった。

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