■マヂラブには「よう決勝残ったな」和牛には「ぞんざいなものを感じました」

 上沼が和牛に対して激怒したのは、2019年の決勝でのこと。18、17、16年と3年連続で準優勝、この年も敗者復活から見事に決勝進出を果たした和牛に対し、上沼はからし蓮根の審査コメントの際に大爆発。からし蓮根には必死さがある、と持ち上げるいっぽうで、

「和牛には悪いんだけど、去年もその前も私は和牛にチャンピオン入れました。でもそういう横柄な感じが、和牛に対しては感じました」

とバッサリ。続けて、

「このステージは僕のもの、リサイタル、何のコンテストでも緊張感も何にもない、そういうぞんざいなものを感じました」

 とコテンパンに批評したのだ。

 マヂカルラブリーについては、2017年の決勝でマヂカルラブリーのネタに対して上沼は83点という厳しい採点。全員が80点台で、この年のマヂカルラブリーは最下位だったのだが、司会の今田耕司に感想を問われた上沼は「ごめん、聞かないで」とコメント。続けて、

「好感度を上げようと思ったら、審査員もいい点をつければいいと思うんですけど、でも、本気で挑んでるんで、みんな。本気で私も挑んでます」

と発言。これに野田が「本気でやってます」と応えると、スイッチが入ったのか上沼は「本気でやってるっちゅうねん、こっちも!」と激高。

「一生懸命頑張ってる。頑張ってるのはわかるけど、好みではない」
「よう決勝残ったなと思って」

 と畳み掛けたのだ。

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