■セクハラシーンに非難の声

 それは、平野紫耀(24)が挑戦した“ファスナー早上げ”で、6人の女性芸人を並ばせて順番にワンピースのファスナーを上げていくもの。その中には、ふくよかな体型の女性や、お尻までファスナーが開いたドレスの女性もいて、平野は悪戦苦闘しながらファスナーを上げていった。

 これを見ていた視聴者からは、ツイッター上で「ファスナー上げるとき、タイムより優しさ重視で惚れた」など、称賛する声があった一方で、「セクハラファスナー上げ企画なんて何年前の深夜番組?って感じ」「女性芸人の見た目をイジるかのような演出がツラくて見ていられない」など、苦言を呈する声が少なくなかった。

 また、番組ラストでメンバーがデビュー曲『シンデレラガール』を披露した直後、ドッキリで大量のピンポン玉が落ちきたときも「ケガしたら危ないし普通にかっこいいライブで十分」「人が痛がっているところ見て誰が笑います? 令和になっても時代錯誤甚だしい」などと、批判の声が多かった。

 視聴者の指摘のほかにも、足ツボ押しでメンバーが「痛い!」と悶絶するなど、番組全体にかつてのバラエティで見られた演出が多く見られた。しかし、現在はさまざまな意見が尊重され、以前なら視聴者に受け入れられた企画が喜ばれる状況ではなくなってきている。

 バラエティでは、番組の進行からリアクション芸もできる、後輩グループのSnow Manに差をつけられているキンプリ。さらに、昨年11月のデビュー後、バラエティに出まくっている、なにわ男子からも猛追を受けている。

 ファンにとっては待望のレギュラー化で、関東ローカルから全国放送への進出を望む声が多い。しかし、今のままでは、ファン以外の多数の視聴者を獲得とはいかないようで、多くの冠番組を持っていた大先輩、の後継グループを狙うには前途多難かもしれない。

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