■脱バラエティで「女優・田中みな実」へ本格移行の決意か

 2009年にTBSに入社した田中。『サンデージャポン』を筆頭に、局アナ時代の彼女の「あざとい」“ぶりっ子キャラクター”は有名だった。

 2014年にフリーアナウンサーになって以降、様々な活動を行なっていた田中だが、2019年に出版した写真集『Sincerely Yours・・・』(宝島社)が60万部を超える大ヒットを記録。美容、ファッション誌にモデルとして登場するようになり、“ぶりっ子キャラ”から脱皮、「美のカリスマ」として女性の支持を集めるようになった。

 2020年4月から放送された『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)では姫野礼香役を務め、三浦翔平(33)演じるマサに異常な執着を見せる演技を披露。視聴者に強烈な印象を残した。

 2020年8月には、「新たな分野に挑戦したい」という理由で前事務所を離れ、現在の、多くの女優を抱える事務所に移籍している。2021年10月期のドラマ、『最愛』(TBS系)での橘しおり役では、「演技が浮いている」など批判もあったが、注目を集めた。そして、2021年11月に公開された日活の映画、『まだ独身でいるつもり?』では主演・本田まみ役を務め上げた。

 着々と「女優」としてのキャリアを築いている田中。『グータンヌーボ2』の終了と、同番組のスペシャル放送でのMCとして悪評飛び交った態度、そして『あざとくて』の終了話――これらは、今後、彼女が女優業一本、もうバラエティはしない、という決意の表れなのだろうか!?

「田中さんは、広末涼子さん(41)や戸田恵梨香さん(33)らが所属する“女優事務所”である現在の芸能プロダクションに移籍して、まさに女優業に邁進していますよね。彼女は昨年、『有吉ジャポン』、『ジョブチューン』(ともにTBS系)のMCも降りています。『グータンヌーボ2』と『あざとくて』の終了も、そうした流れの中のものなのではないでしょうか。

 アナウンサーから女優に転身した例では、2017年に亡くなった野際陽子さんという素晴らしいモデルがあります。田中さんは今後、野際さんのような大女優を目指して、よそ見をせずに活動していくのではないでしょうか」(前出の女性誌編集者)

 2022年は、「女優」田中みな実の大きな飛躍の年となるのかもしれない――。

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