1月12日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で、元AKB48の野呂佳代(38)が波乱に満ちたこれまでの芸能人生を赤裸々に告白した。現在バラエティなどを中心に活躍している野呂だが、2006年に「第二期AKB48追加メンバーオーディション」に合格し、チームKのメンバーとしてアイドルデビュー。同年10月にメジャーファーストシングル『会いたかった』の選抜メンバーに抜擢されるという輝かしい過去を持つ。
しかし野呂は、「最初入ったときは、全部ごまかして入ってるんですよ」「履歴書とかも全部ごまかしてる」と告白。オーディションのときすでに22歳だったが、応募年齢ギリギリだったため「20歳ぐらいでいっか」と年齢を詐称。応募写真は顔を“盛る”ことはもちろん、スタイルを良く見せるために全身写真を「ちょっと縦に伸ばした」という。これにを聞いたオードリーの若林正恭(43)は、「夜の店の指名写真だよ、パネマジ。俺が見抜けねぇやつだよ、それ」と苦笑い。
その甲斐もあって最終選考まで残ったが、野呂は「ちょっとまずいな」と思っていたといい、春日俊彰(42)も「そうだよ、ドア開けた瞬間に“騙された!”って言うかもしんないよね、審査員も」とうなずいた。野呂は「選考のときに、確かにみんな“あいつ呼んだの誰?”みたいなぐらい、全然容姿が違ったらしい」と振り返り、その中でプロデューサーを務める秋元康(63)の「この子がスタイルが良くなって、きれいになっていく過程があったら面白いよね」という言葉で、無事合格。その後、実際に痩せて『会いたかった』の選抜に選ばれたという。
その後、秋元から目をかけてもらい、秋元からの提案もありバラエティ路線で活動することになったが、出演したロケ番組で調子に乗って「ロケハンとか誰かやった!?」などとスタッフイジりをした結果、徐々に現場で嫌われしまった野呂。
野呂は、2010年にSDN48へキャプテンとして完全移籍。しかし、そこではスタイルの悪さを理由に選抜から外されてしまい、劇場にしか出ないため「劇場の番人」と揶揄されるようになったたという。そして2012年にSDN48を卒業し、アイドルを引退。タレントとして活動を始めたが、なかなかうまくいかなかった。
次第に鬱憤が溜まり、母親へ愚痴をこぼす日々だったが、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の「有吉先生のタレント“マジ”進路相談」に出演。野呂は「ワーッて自分が思ってること全部伝えて、言った結果、有吉さんにめちゃくちゃ怒られて」「ワーッてなったけど、そこで1回チャンスをつかんだ」と回想。噛みつきキャラとしてバラエティ番組に出演するようになったものの、いまいちブレイクしきれず、仕事も減る中、映画のPRイベントでダチョウ倶楽部と共演した野呂。