■大功労者である志の輔師匠に対して……

 前出の制作会社関係者が続ける。

「実は『ガッテン!』の終了に、志の輔師匠が大激怒しているそうなんです。その裏には、どうやら、志の輔師匠が怒りをもっても仕方のない、NHKサイドの非礼があったようでして……。

 番組はいつか終了するもので、最終的なところは局に決定権があるもの。『ガッテン!』は現在も人気番組なので“打ち切り”には多くの疑問の声が出ていますが、局上層部が決めたことなら避けられないものですよね。ただ、ここまでの人気長寿番組、そして司会は落語界のトップに君臨する立川志の輔師匠です。終了させるには、長い時間をかけて説明、説得することが常識であり、礼儀ですよね。にもかかわらず、今回、そうしたことがなかったようです。

 これに志の輔師匠はかなりおかんむりのようで、疑問を呈したくなったのかもしれません。怒りは当然だと思われますが、最近は上手く収録が始まらなかったり、番宣に関しても志の輔師匠の協力を得られなかったりするようです。また、過去の番組映像でも揉めることがある、と聞こえてきています」

 NHKは番組終了の手順を見誤った、とも言えそうだ。

「打ち切りありきで話が進められ、番組終了が完全に決まってから志の輔さんサイドに連絡がいった可能性もあります。なんなら、志の輔師匠本人は報道で知った可能性すらある。『ガッテン!』の終了は、『週刊文春』(文藝春秋)が昨年12月頭にスクープしていましたからね。

 志の輔師匠は四半世紀以上、NHKの名物番組を担当してきた大功労者です。終わるのは仕方がないにしてもやり方というものがあるわけです。NHK局内では大問題に発展しているといいますよ」(前同)

 志の輔には、番組終了にガッテンしていただいてなかった!?

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