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中日・落合博満GMに反逆の狼煙が上がった!

[週刊大衆12月22日号]

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名古屋に着々とその礎を築く"オレ流帝国"。だが、あまりに独裁色の強いその手腕に選手が怒りの声を上げた!

「1年間やってきて納得できない。調停もいく覚悟です。最低でも去年(13年度)の年俸は超えたかった」
11月22日、名古屋市内で行われた契約更改交渉の直後、記者会見の場に現れた中日・大島洋平外野手(29)は明らかに不機嫌な表情で、そう口にした。
「大島は昨年、7500万円から減額制限ギリギリ25%減の5625万円まで年俸を下げられました。今年はチームが低迷する中、全141試合に出場。セ・リーグ打撃成績4位の3割1分8厘、球団タイ記録となるシーズン最多の186安打を放っています」(スポーツ紙中日担当記者)
さらに、外野手として2年ぶりのゴールデングラブ賞まで獲得。当然、年俸の大幅アップが期待されたのだが……。

「記者たちの間では、最低でも8000万円はいくだろうと噂されていました。ところが、大島は30分もしないうちに交渉部屋を出てきた。一昨年の7500万円にも届かない7400万円の提示には、大島のみならず我々も正直、びっくりしましたよ」(前同)
結果、落合博満ゼネラル・マネージャー(GM)体制では初の「保留」となった。さらに激震は続く。大島のあとに交渉に入った平田良介外野手(26)も、1200万円アップの4700万円という球団の提示額を、「自分の中で思っていた金額と開きがあった」として保留した。平田の今季の成績は、119試合出場、打率2割7分7厘、65打点、11本塁打。開幕4番を任された選手としては物足りなさも残るが、平田が怒ったのには別の理由があったという。

「今季、平田はプロになって初めて規定打席に達しました。実はこれまで、落合GMは"規定打席に達したら給料も上がるぞ"と平田に言い続けてきたんです。それなのに、交渉の席につくなり"いくらだと思う? そんなに上がらないぞ"とカマされた。規定打席についても"1回クリアしたくらいで何を言ってるんだ"と、一刀両断だったそうです」(中日球団関係者)

結果、平田も4700万円を保留。会見場では、記者からの「規定打席に達したら給料を上げてやると言われていたのに、それが守られなかったということですか?」という質問に思わず平田は「ハイ」。その後、「あ、今のはうまいこと書いてくださいね」と言って笑いを誘ったというが、これが本音だったのだろう。大島、平田という主力選手2人が、落合GMの"オレ流"に反旗を翻した瞬間だった。

「今回の契約更改では、いかに今の中日が落合GMにコントロールされているか、如実に現れていました。まず交渉の場がいつもの中日本社ではなく、二軍寮の昇竜館に変更された。本社には反落合派が多いですから避けたんでしょうが、1年間戦った選手の働きを評価する場所として失礼だという声が、球団の中でも上がりました」(前同)
交渉を行う部屋には落合GMと西山和夫球団社長の2人が待ち構え、選手が入ってくるなり、おしゃべり上手の落合GMが8割方、話し続けていたという。
「落合GMは、"いや""でも"など、必ず否定の言葉から入るんです。ああ見えてトークの技術があって、相手を言い負かす。金額に不満げだった大島に対しても"お前の外野の守備はなんだ。俺が監督なら、お前をセンターでなんか使わねえぞ"、さらに"調停するならトレードに出すぞ"とまで言ったそうです。大島がキレる気持ちもわかりますよ」(中日OB)

さらに、こんな驚きの証言も伝わってきた。数日に分けて行われる契約更改では、後半に若手や二軍の選手が主な対象に変わる。
「選手の話では、終盤の更改交渉の場で落合GMがジャージを着ていたというんです。昇竜館への出入り時はジャケットを羽織っていたので、中で着替えたようなんですが……。さすがに選手も"ふざけんな!"と怒ったそうですが、そりゃそうでしょう。選手はスーツで正装して、契約更改に臨んでいるんですから」(前出・中日球団関係者)
これまで本誌は、落合GM独裁政権下における中日のチーム内トラブルを何度か報じてきた。だが、選手が表立って落合GMに歯向かうことは一度もなかった。

「中日グループの総帥である白井文吾オーナーと落合GMの蜜月がすべてです。13年に落合さんがGMの職に就いて以降、GM=オーナーという図式ができ上がり、誰も批判することができなくなった。西山代表以下、球団幹部はイエスマンばかりです。今オフにも"落合物件"がねじ込まれています。今年、『GM付関東地区担当調査役』という謎のポジションに付いていた、元・落合中日の打撃コーチだった垣内哲也さんを編成に抜擢。垣内さんは先のトライアウトにもいましたが、元中日の選手が"垣内さんって誰?"と言っていたのが印象的でした」(中日担当記者)

中日ファンに謝罪した星野氏

だが、主力選手2人の反逆は、今後"蟻の一穴"となる可能性を秘めている。
ベテラン野球記者の江尻良文氏が言う。
「チームの味方のはずの『東京中日スポーツ』が2度にわたって、今回の問題を一面に持ってきて〈怒りの大島「調停の覚悟ある」〉〈大島・平田、年俸調停必至〉などの記事を書いた。どちらかといえば、球団の立場よりも、選手の立場に立った記事であることに驚かされました」
いわば、身内からの落合批判。加えて、これまで沈黙を守ってきたOBたちも、ここにきて落合批判の声を上げ始めた。

特筆すべきは、元中日監督の闘将・星野仙一楽天シニアアドバイサーの"謝罪"だろう。
11月16日の『サンデードラゴンズ』(CBC系)に出演した星野氏が、その中で「(今のドラゴンズは)名古屋の文化をないがしろにしている」「中日OBがガンガン言っていかないといけない。文句じゃなくて提言を!」と、苦言を呈したのだ。
「星野さんの発言は、中日OBの間でも話題になりました。番組では、自身が監督のときに実施した"1対4トレード"で落合を中日に呼んだことについて"今考えれば、こりゃ失敗だった"と言い、返す刀で"だって落合GMがいろいろ動かしているんだから"。最後には"(トレードで落合を中日に呼んで)皆さん、すみません"と皮肉まじりに謝罪までしたんです」(前出・中日OB)

また、中日でコーチ、監督を歴任した山田久志氏もいる場所で「落合はGMという仕事を間違えている」と口にしたという。
こうした空気の変化を敏感に感じているのが、谷繁元信監督だろう。一心同体と思われた落合GMとの間には、今季シーズン途中から隙間風が吹き始めていた。
「谷繁監督も"このままチームが負け続ければ、自分のクビが切られる""補強もなく、俺はGMに利用されているだけではないか"と考えるようになったそうです。ただコーチ陣に心を許せる相手がおらず、苦しい胸の内を話せるのは元バッティングピッチャーで今、用具担当の平沼定晴さんだけだそうです」(前同)

昨年、監督として4年契約を交わした谷繁監督だが、選手としては来シーズンを最後にグラウンドを去る腹づもりだという。
「谷繁は来季、ノムさん(野村克也氏)が持つ出場試合記録3017を達成して、選手を辞めるつもりです。ただ、2年連続Bクラスでは、契約途中での監督解任もありうる。むしろ、落合GMはそれを機に監督復帰を狙っている節がありますから、谷繁も"もうGMの顔色は気にしない。来年は自分のやり方で勝ちにいく"と言っているそうです」(中日球団関係者)
次々と翻る反旗。落合GMの胸中や、いかに――。

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