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天福舟太郎 元祖モンキーターンと芸術的なツケマイ…ボート界の非凡な2人

ボートレース戸田
https://www.boatrace-toda.jp/
GⅢ 戸田マスターズリーグ第10戦・週刊大衆杯

天福舟太郎の酒と涙とボートの日々



選手たちが織り成すドラマにすっかり魅せられてしまった小生ですが、今回はボート界の「非凡」な2人をテーマに取り上げたい。
1人目の非凡…今でこそ、フロンティアターンは一部の女子レーサーを除き、ほぼ全選手が習得している。私がボートレースと出逢った時分は、「地蔵ターン」と呼ばれる基本的なターンでした。

そんな中、唯一モンキーターンをする選手がいた! そうです、後に元祖モンキーターンと呼ばれた飯田加一(2012年3月26日引退)です。
大卒のボートレーサー第1号であり、元々パイロット志望。大学で専攻していた物理学からモンキーターンを考案したかと思えばチョイト違い、ウインドサーフィンを参考にしたとか…。
とにかくユニークなセンスの持ち主で、インディーズレーベルではボーカルとして活動し、モンキーターンを駆使して、
「全国ボート場のコースレコードとインディーズレーベルからレコードを出すのが趣味です!」
と、コメントしたことを思い出します。

全盛期の野中和夫と戸田の記念レースでデッドヒートを繰り広げ、ピットに引き揚げる時に野中に手を挙げ、合図した光景が目に浮かびます…。

2人目の非凡…皆さんご存知の今村豊です。
81年徳山でデビューし、デビュー初戦で1着。そのデビュー戦で初優出(結果3着)。後にも先にも、こんな芸当をやってのけた選手はいない。

84年にはオールスター戦である笹川賞(SG)で初のSGホルダーとなる。

何が見事だったか。彼の「ツケマイ」に他ならない。
前出、地蔵ターンが主流だったレースにおいては以下の通り。
初動:スロットル(アクセル)を放ちハンドルを3回送り、スロットルを握り直して、ハンドルを3回戻す。

全ての選手がターンマーク手前でスロットルを放つ、その瞬間、今村豊は左後方に重心を置き、スロットルを握ったままハンドルを回し入れ、内側の艇前を直角に横切り、一番内にいるイン艇をスレスレに掠め、全ての艇が今村の引き波に嵌まり、バックストレートではすでに10艇身以上の差をつけていた。
まさに「芸術」としか表現できない走りであった!

水面がキャンバスに見えたのは、彼のツケマイのみである。

天福舟太郎 元祖モンキーターンと芸術的なツケマイ…ボート界の非凡な2人

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