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侍ジャパン・大谷翔平、WBCで「禁断の三刀流」解禁!?

[週刊大衆2016年11月21日号]

侍ジャパン・大谷翔平、WBCで「禁断の三刀流」解禁!?

 まさに超ド級の“秘密兵器”! 投打双方に規格外の若武者の使い方こそが頂点に立つため最も大きな一手となるのだ!!

「日本一になりたい」 4年前、日本ハムへの入団会見で口にした「目標」を達成した大谷翔平(22)。「“頂上制覇”に縁のなかった大谷ですが、近いうちに“世界一”も手にするかもしれません。噂されるポスティングでのメジャー移籍でワールドシリーズ制覇なんかではなく、もっと早くね」(スポーツ紙デスク)

 それこそが来年3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。そこに向けて、11月10~13日に、メキシコ、オランダを迎えた侍ジャパンの強化試合が行われたが、小久保裕紀監督率いる日本代表は、現在国内で活躍する、ほぼベストのメンバーを招集した。中でも大きな注目を集めたのが二刀流選手・大谷翔平の使い方だ。

「そもそも、登録人数が限られるWBCでは、複数ポジションを守れるような、ユーティリティ・プレーヤーを招集することが必要です。過去にも、普段とは違う専門外のポジションを任された選手は多いんです」(前同)

 そんな中、今シーズン、投げては10勝4敗、防御率1.86、打っては打率.322、本塁打22本と、異次元の活躍を見せた「二刀流の怪物」を、どう使いこなすかが、WBC本番でのポイントになるのは明白だ。「小久保監督は、二刀流どころかリリーフも含めた“三刀流”での起用も固めたようです」(前同)

 実は大谷、この“三刀流”は経験済みでもある。日本ハムの栗山英樹監督はクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズで、先発投手、打者だけではなく、救援投手や究極の隠し球として大谷という駒を目いっぱい使った。

 CSファイナルステージ初戦では、DHを解除した“リアル二刀流”で勝利。さらに日本シリーズ進出に大手をかけたCS第5戦で、日ハムは大谷を3番DHでスタメン出場させると、3点リードの最終回、DHを解除して、救援投手に変身させたのだ。そこで大谷は、日本球界最速の165キロの速球を何度も投げ、9回を三者凡退に抑えてプロ初セーブを記録。日ハムの日本シリーズ進出を確定させた。

 日本シリーズに入っても大谷の勢いは衰えない。第1戦で先発投手として登場し、第3戦では10回、打者としてサヨナラヒット。「長身の左打者がインコース膝元の球をきれいに弾き返すのは難しい。この超一流の打撃技術の残像が次に生きてきます」(スポーツジャーナリスト)

 日本シリーズ第6戦。日本一を決めた試合で最大のポイントとなったのが8回表の日ハムの攻撃、4対4、2アウト満塁でバッターは中田翔。ここで、栗山監督はネクストバッターズサークルに、この試合ベンチを温めていた大谷を送る。

 球場全体が大きくどよめいた。「次打席にリリーフのバースの代打として大谷を出す」と誰もが思う光景だ。これで動揺したのか、ジャクソンの制球が定まらなくなり、中田はストレートの四球で押し出し。この瞬間、大谷はベンチに退いて、バースが打席に立つ。このバースが、投手でありながらジャクソンの球をきれいに弾き返し、1点追加。これで勝負あった。このあとのレアードの満塁弾は「おまけ」のようなものだった。

 結局、この試合で大谷の出番はなかったが、その存在自体が、広島にとって大きな脅威となったことは確かだろう。栗山監督自身、その後のテレビ出演で、「最初から、この試合に打者として大谷を使うつもりはなかった」と明かしている。

「代打・大谷は、まったくのフェイクだったわけですが、このシーンが来る前から、栗山監督は大谷にバッティング用の手袋を持ってブラブラさせたり、ベンチ裏に待機させたりして、大谷を代打、あるいは抑えとして出すかのように見せ、広島ベンチを幻惑していたんです」(前同)

 栗山監督が大谷を第7戦に先発させるつもりだったことを考えると、実際には、この日は投手としての出番もなかったはずだが、それでも、広島側から見れば、試合展開によっては救援投手としての大谷が登板する可能性を排除できなかった。かくしてジャクソンも広島ベンチも、出ることのない大谷の幻影に怯えることとなり、“自滅”したのだ。

 頼れる先発投手、技術力の高い中心打者、ここぞというときの救援投手。投打で超一流の才能を発揮する大谷を、いかに使いこなすのか? 侍ジャパンの命運はこの一点にかかっていると言っていい。

 実は、これまで日ハムの公式戦ではない国際試合や球宴で、大谷が二刀流選手として登場したことは一度もない。あくまでも投手あるいは野手として、どちらかでの出場に限定されてきた。もちろん、これは大谷の所属する日ハムの方針だったのだが、来年のWBCに限っては、この“縛り”を外し、“限定解除”を容認する方向に、日ハムは方針を転換したという。

「2020年東京大会で復活する五輪野球への機運を高めるためにも、WBCでの世界一奪回が至上命題。その手段として、大谷を投打のどちらかに限定せず、WBCの秘密兵器として使うことを、球団は容認したんです」(前同)

 小久保監督が本番に向けて進めようとしている「中軸打者」「先発」そして「抑え」として獅子奮迅の働きをしてもらおうという「三刀流」プラン。しかし「投に打に使える限り使いまくる」というやり方は大谷を潰してしまいかねない。「現実的には、日本シリーズで栗山監督が使った“大谷が出るというフェイクでプレッシャーを与える”という作戦も、効果的に使うべきでしょうね」(同)

 また、WBCの細かいルールは、現時点で定まっているわけではない。球数制限がどうなるかも分からないし、「先発投手は次の試合に出られない」といったルールが、大谷のような二刀流選手に適用されるのかどうかも不明確だ。

 06年のWBCで、侍ジャパンの正捕手として世界一に貢献した野球評論家の里崎智也氏は、「なんでもかんでも大谷に頼りすぎるのはリスクが大きすぎます。侍ジャパンには日本で一流の選手が集まっているわけですから、大谷一人に頼る必要はない」と、苦言を呈する。

「一流の中の一流がそろう日本代表、それぞれの選手のプライドもある。大谷ばかりに頼ることで不興を買い、チームがバラバラになってしまうこともあるかもしれません」(前出のスポーツジャーナリスト)

 まさしくその通りで、小久保監督は難しい舵取りを迫られることだろう。「ただ、ここぞというとき、たとえば準決勝、決勝でのスクランブル登板は十分にありうる。勝ちたいときに大谷がいるのは心強いでしょうね」(前同)

 来シーズン終了後のポスティングも噂される大谷。日本代表としてWBCを戦うのは来年が最後の機会かもしれない。侍ジャパンで破格の若武者が「世界」を制する瞬間が迫っている!

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