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巨人&阪神の大物OB2人が喝!「優勝できなかった理由はコレだ!」

[週刊大衆2017年01月09・16日号]

巨人&阪神の大物OB2人が喝!「優勝できなかった理由はコレだ!」

 16年のプロ野球は広島がセ界を制し、日本ハムが日本一の座を勝ち取った。意気上がる両チームとは対照的に、最近とみに影が薄くなって来たのが、老舗人気球団の巨人と阪神。それぞれのチームの現状を憂う大物OB2人が愛する古巣に、喝!

■巨人OB・篠塚和典「巨人の若手が育たないのは二軍のシステムに問題あり!」

――16年の巨人は2位という結果に終わりました。

「まったく評価できない。2位と言っても、首位の広島に17.5ゲームも離されたということは、やっぱり戦力が整ってなかったということだと思う」

――勝てなかった最大の理由は、なんでしょうか。

「やはり、投手陣でしょうね。内海哲也が出遅れたし、エースの菅野智之があれだけ頑張っても10勝に届かなかった。普通なら、15勝してないとおかしい。抑えの澤村拓一にしても、セーブ王のタイトルは取ったけど、肝心なところのミスが響いて、首脳陣に信頼されていないのが現状ですよ」

――投手陣だけでなく、捕手に対する批判の声も上がっています。

「小林誠司はまだまだ。彼は実力というより、他にいないからマスクを被っているだけ。マイコラスが彼の捕球に文句をつけていたけど、あんな風に思っているのは彼だけじゃない。もっと基本や、試合のため意味のある練習をしないとダメ。阿部慎之助も最初はうまくなかったけど、打撃がいいから長嶋、原監督が使い続け捕手としても成長した。小林は肩の強さは評価できるが、バッティングも2割7、8分は打たないと」

――その阿部慎之助は、どうでしょう。

「16年の阿部はよく頑張ったと思う。村田もそうだけど、ベテラン勢はよくやっているよ。今度はマギーが入ってくるから、阿部、村田修一を、どう使っていくのかが大きな課題だね」

――17年に期待できそうな選手はいますか。

「期待というより、頑張ってもらわないといけないのは長野久義だね。坂本勇人は大丈夫だけど、長野がもう少し頑張らないと、巨人は浮上できないだろうね」

――伸びそうな若手は?

「一人もいない。重信慎之助にしても橋本到にしても、それぞれチャンスはもらっているんだけど、そのチャンスを生かしきれないまま、また二軍に落ちてしまう」

――巨人は若手が育たないとよくいわれますが、どこに問題があるんでしょうか。

「巨人は人気球団なんで、二軍選手でもチヤホヤされてしまって、ハングリー精神がなくなってしまう。それと、試合ばっかりやっている今の二軍のシステムにも問題がある。二軍は試合より、基礎的な練習に時間を割くべきだと思うよ」

――高橋由伸監督の采配はどうでしょう。

「監督に決まるときのいきさつが特殊だったからねえ。本人は現役を続ける気満々だったのに無理やり準備不足で監督の座に座らされた。1年目は大変だったと思う。ただ、今度は言い訳がきかないから勝負の年だね。由伸監督は結構オーソドックスな野球をやるんだけど、そういう監督の場合は、選手が頑張らないと波に乗れない。自ら局面を変えるような采配を振るうわけじゃないから、最終的には選手が動いてくれないと、どうにもならないんだ」

――17年は、どのチームが出てくるんでしょう。

「広島は相変わらず強いんだろうけど、やっぱり巨人と阪神が強くならないと、野球は面白くない。巨人と阪神と、あと2チームぐらいで優勝を争うような展開になってほしいね」

■阪神OB・川藤幸三「打線が弱い阪神では意味ない! 打ち勝ってナンボのチームや」

――16年の阪神は、4位と4年ぶりにBクラスに沈む苦しいシーズンでした。

「喝入れろ言うても、喝を入れることなんかないわ。カネ(金本知憲監督)に1年目から、いきなり優勝を求めるのは酷やろ。カネは二つのことを期待されて、監督を任せられたんや。一つは優勝、もう一つは若手の育成や。16年は優勝を狙えんこともなかったんやけど、主力の選手が働かんかった。福留、鳥谷、ゴメス、西岡。誰や戦力になったんは。福留だけやろう。優勝を狙えんなら、もう一つの目標である若手育成に方向を変えざるをえなかったんやろう」

――確かに16年は、高山俊が新人王を獲得。北條史也、育成出身の原口文仁がブレイクしましたね。

「若手の抜擢は、カネの主力選手へのメッセージや。“そんぐらいで飯食えんのかい。プロはそんな甘い世界やないやろう”というな。鳥谷も13年間順調に成績を残してきて、16年が初めての挫折や。あんたらマスコミがいろいろと騒いどるが、批判されるのは一人前の選手の証。そんな野次に気を取られていたら、そこまでの選手。ただ、あいつは見かけ以上に腹はしっかりしているし、つべこべいわずに黙々とやる男や。“なにくそー”の気持ちで復活してほしいわな」

――鳥谷の不調もあってか、16年の阪神はチーム打率リーグワーストを記録。貧打に泣かされました。

「タイガースは打線が弱かったら、意味がないんや。85年に優勝したとき、バース、掛布、岡田がクリーンナップや。ほな、投手は誰がおった? 言えへんやろ。タイガースは2点取られても3点、4点取って勝ってきた。投手は打者を育てられんが、打者は投手を育てられるんや。1点でも取られたら、アカンと思って投げるのと、2、3点取られても打線が取り返してくれると思って投げるのでは、ちゃうやろ。投手も余裕が生まれるし、腕が振れるやろ」

――打線の立て直しを図るべく、ドラフトでは白鷗大の大山悠輔を指名。賛否両論が沸き起こりました。

「ごちゃごちゃ言うヤツらもおるけど、打線の立て直しが、大きな課題なんやから、当然やろう。昔から強いチームには必ず自前の4番がいたもんや。今はFAやトレードが当たり前の時代やけど、優勝した広島、日ハムを見てみい。外国人除いたらほとんどが自前の選手やろ。大山、原口、高山でクリーンナップを組めるようになったら、タイガースは安泰や」

――投手陣では、藤浪晋太郎が5年目にして、初めて2桁勝利を逃しました。

「晋太郎が広島にいたら、20勝はしていたわ。メッセンジャーも15勝してたんとちゃうか。ただ、晋太郎も、打線が打たないことだけに目を向けていたら負けや。同期の大谷翔平がスターになってんのに、このまま差をつけられてええんかい。大谷を超えられるくらいの力は持っているんやから。ただ、今のままではアカン。マウンドで“今日はアカンわ”って首をひねっているようじゃな。調子が悪いときでも、“打てるもんなら打ってみぃ”ぐらいのハッタリをかまさな」

――最後に、阪神へのメッセージをお願いします。

「わしらがプロ野球界に入ったとき、先輩からこう言われたもんや。“この世界では、18、19のガキでも芸者遊びができるんや。そのためには力をつけなアカンで”と。プロ野球選手はサラリーマンが一生かけて稼ぐ金を、1年で稼ぐこともできる。周りから憧れの目を向けられる存在なんやから、そのことを、しっかりと自覚してほしいな」

 両球団には、大物OBたちからの叱咤激励に応えるだけの活躍を期待したい。

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