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現代医療の実態! 行ってはいけない「激ヤバ病院」の見分け方

[週刊大衆2017年01月30日号]

現代医療の実態! 行ってはいけない「激ヤバ病院」の見分け方

 鬱憤を溜めたスタッフが暴走したり、ケアレスミスが続発したり……そんな悪夢があなたに訪れないよう、必読!!

 またしても、“医療事故”が連発だ。「昨年末の12月28日と今年の1月1日、大阪市北区の『北野病院』で、点滴の袋に穴が開いているのが相次いで発見されました。不幸中の幸いで、患者に投与される前に見つけられたため、大事には至らなかったものの、原因も犯人も特定されていません。入院患者やその家族にも、不安やシコリを残すものとなりました」(在阪記者)

 この話を聞くにつけ、昨年、死者2名を出した“あの事件”を思い出した読者も少なくないだろう。神奈川県横浜市の『大口病院』での“点滴異物混入”だ。

「昨年秋、大口病院では2人の高齢者男性が連続して不審死。司法解剖の結果、消毒液に使用される“界面活性剤”が遺体から検出されて、中毒死と判明しています。何者かが、ナースステーションに保管されていた点滴袋に注射器の針を刺し、異物を混入させ、それが原因で2人は亡くなったとみられています。しかし、捜査は難航し、事件は“迷宮入り”の様相を呈してきました」(全国紙社会部記者)

 これらはあくまでも極端な例だが、「病気や怪我を治すために訪れた病院で、逆に健康を損なうこともある最悪の場合、病院に殺されることだってあるわけです」(医療機関スタッフ)

 病院の中には“仁術”をビジネスと割り切り、拝金主義を第一に掲げているところも決して少なくはないというのだ。たまたま訪れたのがそんな病院だと、その先は地獄である。

 そこで今回、本誌では、“行ってはいけない「激ヤバ病院」の見分け方”を徹底調査。こんな事例に遭遇したら要注意という第一は、「電子カルテがキーです」と言うのは、医療ジャーナリストの牧潤二氏。

「今、多くの病院はカルテの情報をデータ化して、電子カルテで患者の情報を一元化しようという“移行期”にあります。医師は、電子カルテに慣れるのに手間取っているのが現状です。大学病院などの大きな機関では、メディカルクラーク(医療スタッフ)が電子カルテを記入する“分業”ができているものの、それ以外の病院では、医師が自ら操作しているのが現状です」(前同)

 電子カルテに振り回され、キーボードを打つのに夢中になり、“患者の顔を見る”という基本のキもままならない医師も少なくないという。これは激ヤバだ。「身内のことを悪く言うのは憚られるのですが……」と、メディアにも頻繁に露出する現役医師のA氏は、絶対匿名を条件にこう打ち明ける。

「彼らは、電子カルテの書き込みでいっぱいいっぱいなんでしょう。診察室に入ったときに、患者の顔を見ない、聴診器も当てない医師が増えているといいます。医療の基本は、まず脈を取ること。死亡を確認するときも脈を取りますが、その基本さえやらない病院も存在するわけです」

 そして、こう続ける。「当然のことですが、薬を山ほど出す病院は要注意。いい医者とは、処方する薬を1~2剤だけに留められる人のこと。大量に薬を出すのは“毒”でしかありません。風邪を引いただけで、喉の薬、胃薬、入眠剤、痛み止め……と際限なく処方する医者は、自分の腕に自信がない証拠」

 あくまで、患者の治癒を“お手伝い”するのがドクターのあるべき姿のようであるが、「抗生物質を多用する病院も危険です。風邪の原因はウイルス感染ですが、抗生物質はバイ菌に効くもので、ウイルスには効果がありません。こうした処方は問題で、昨年の『伊勢志摩サミット』でも議題に上っているほど」(前出の牧氏)

 日本政府も、2020年には国内使用の“3割減”を目標に掲げている、この“抗生物質”問題。かたや、処方箋をもらった患者が足を向ける“院外薬局”でも、病院の良し悪しが分かることも多々あるようだ。

「院外薬局には薬剤師がいて、専門的な視点から薬の飲み合わせを見ています。医師の処方が適切ではないと判断した場合、電話で病院に問い合わせて、薬を一部変更するこれが、健全な医師と薬剤師の関係です。しかし、病院が“主”で、薬局が“従”と考える傲慢な医師もいて、薬剤師の意見を無視する。これが厄介で、薬剤師も“仕事だから”と割り切り、医師に問い合わせるのを諦め、正しい薬の処方がなされないケースも出てきます」(前同)

 防御策としては、かかりつけの院外薬局を1つ決め、薬剤師と密な関係を築くことだという。「そのためには、“お薬手帳”を活用して、処方された薬の情報を一元化することが前提です」(同)

 自己防衛に手間ヒマかけるのは正直、面倒だけど、病院に“殺される”よりはまだマシですな……。

 お次のテーマは“検査”。必要以上にあれこれ検査をする病院は、ある魂胆があるという。金儲けだけではないようだ。前出の牧氏が、こう指摘する。

「近年、医療事故への訴訟も少なくありません。弁護士も増え、こうした医療問題を専門に扱う人もいるほど。“医療訴訟の時代”と言えます。そうした中、裁判では、“○○検査を実施しなかったことが病状悪化の原因”と追及される場面も多く、病院側は、いざというときのために必要以上に検査を行うのです」

 困ったときは、1つの病院に頼りすぎず、他の医師の声も聞く――セカンド・オピニオンが、こうした病院の“蛮行”を堰き止めてくれるはずだ。行ってはいけない「激ヤバ病院」を見分けるポイントは、まだまだある。

 前述の横浜の大口病院に話を戻してみると、「この病院は“終末期医療”という言葉を掲げていた、という報道がなされてきました。しかし、本来、こうした言葉は医療界に存在しません」(前同)

 また、一方では、こうした指摘もある。「大口病院では、特定の医療法人グループの中で、患者を回していたという話もあります。これが事実だとしたら、第三者の目が行き届きにくい環境が、くだんの大惨事を引き起こした遠因と言えます」(医療法人関係者)

 通常であれば、さまざまな医療法人が各地域に存在し、大学病院、民間の病院、リハビリ病院……と、医療法人の垣根を越えた、横断的なネットワークが形成されるものだという。同じ法人内での“たらい回し”には怒るべし!

 他方、かかる前にチェックできるのは、病院の“外面”。「医師数に対し、診療科目がやたら多い病院は要注意です。“客寄せ”のために、誇大広告のようなことを掲げているに過ぎません。診療受付時間が異常に長い病院も危ない。土・日・祝日に常時、診察するのも、明らかな“客寄せ”で、医療の質が高いとは言い難いものです」(前同) 加えて、病院の“中”での連携も気にかけたい。

「看護師が定着せず、コロコロ変わる医療機関は用心です」と言うのは、前出の現役医師・A氏。その裏側には、のっぴきならない“大人の事情”が存在するという。「病院では慢性的な“看護師不足”にあるものの、毎年およそ4万人の“新看護師”が誕生しています。でも、彼らは常勤では病院に勤めません。派遣会社に登録するのです」(前同)

 常勤よりも派遣のほうが“割りよく稼げる”――それゆえに新人たちは、どしどし派遣会社へ押し寄せるというのだ。「派遣の看護師は、来て、その日の仕事をするだけ。入院患者の日々の様子はカルテで見るだけで、細かなことは把握しておらず、言われたことをやるだけしかない。結果、常勤の看護師との間で確執が生まれ、看護部門全体がギクシャクする。マイナス以外の何ものでもありません」(同)

 派遣の看護師が多い病院は、考えものだという。さらに言えば、診療の内容にも注目だ。「病気の原因を“ストレス”で片づけることも問題です。典型例は胃潰瘍で、この原因はストレスではなく“ピロリ菌”ということが明らかになっています。しかし、この言葉で片づけられがちです」(牧氏)

 防護策を講じなければ、医療ミスの被害者にもなりかねない現代社会。自分を守れるのは自分だけだ!

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