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【武豊】初めての韓国競馬でG1を勝利しました

[週刊大衆2017年10月02日号]

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 1月のマカオに続く、アジア圏初騎乗シリーズの第2弾はお隣の国、韓国。土曜日の阪神10レースを終えてから移動して、ゆっくり間に合うのですから、改めて、その近さを実感しました。

――初めての競馬場は緊張しますか? たまに聞かれることですが、競馬場までどうやっていけばいいのか。ジョッキールームはどこにあるのかなど、戸惑うことはありますが、こと競馬に関する限り、世界中、どこに行っても同じですから、初めての競馬場だからといって緊張することはありません。早朝、時間に余裕があるときは、自分の足でコースを歩きながら下見をして、レースが始まったら、ポイントを絞って、傾向と対策を確認する――言葉にすれば、これだけのことですが、結果は大きく違います。

■韓国デビューのレース、G1コリアスプリントを制覇!

 韓国でも、この傾向と対策が生きました。記念すべき韓国デビューのレースは、7歳馬のグレイスフルリープと組んだ韓国G1「コリアスプリント」(ダート1200メートル)で、単勝14.2倍の6番人気。

――スタート次第になるけど、できれば前目につけたい。狙いは的中し、スタートを決めたグレイスフルリープは、理想的な展開で道中2番手を追走。最終コーナーで先頭に並びかけると、後は力で押し切ってくれました。

 アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、香港、オーストラリア、ドバイ……これまで7つの国と地域で通算113の白星を積み重ねてきましたが、これで、8か国目114個目の白星。勝利ジョッキーインタビューでは、韓国の競馬ファンに最高の気分で、「カムサハムニダ(ありがとう)」と挨拶することができました。

――いい流れに乗って、このまま韓国のG1連覇を。昨年、このレースを勝ったクリソライトとともに挑んだ「コリアカップ」(ダート1800メートル)は、岩田康誠騎手が手綱を取ったロンドンタウンにうまく逃げられ、2着止まり。それでも、日本代表として挑んだレースでワンツーフィニッシュを飾れたことは素直にうれしいし、胸を張って日本に帰りたいと思います。

■“最強の1勝馬”にG1菊花賞への切符を

 さぁ、そして今週は……牡馬三冠レース、最後の一冠「菊花賞」へと続くトライアルレース、G2「神戸新聞杯」が待っています。パートナーはダンビュライト。一番強い競馬をしながら、あと一歩が届かなかった皐月賞(3着)、内にいて動くに動けなかった日本ダービー(6着)の無念を晴らす絶好の機会です。ここまで7戦して勝ち星は新馬戦の1勝のみ。菊花賞へ駒を進めるためには、ここで3着以内に入って権利を取るしかありません。

 ひと夏を越した3歳馬が驚くほどの変身を遂げて帰ってきたというケースを、これまでに何度も目にしてきました。“最強の1勝馬”ダンビュライトも、そんな一頭になるはずです。期待と不安が交錯している? いえ、僕の中では100%期待しかありません。

【武豊 プロフィール】
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算4000勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】初めての韓国競馬でG1を勝利しました

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