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安倍晋三のクビを狙う「永田町の明智光秀」は誰だ!?

[週刊大衆08月04日号]

安倍晋三のクビを狙う「永田町の明智光秀」は誰だ!?

永田町に、なにやら不穏な空気が漂っている。

「野党がダメダメで"1強多弱"状態だった永田町ですが、安倍政権にほころびが見え始めたことで、これまで牙を隠していた不満分子が、ここぞとばかりにうごめき出したんです」(全国紙政治部デスク)

"落ち目"の安倍首相を象徴する出来事は、7月13日の滋賀県知事選で起きた。

自民党と公明党が満を持して送り込んだ候補が、"卒原発"を訴えた前民主党衆院議員の候補に惨敗。
政府与党の面々は震え上がってしまったのだ。

「安倍政権崩壊の予兆は、7月1日、集団的自衛権の行使を認めるために、憲法解釈を変える閣議決定をしたことで、明確な数字となって表れました。同政権が発足以来誇っていた高い支持率が、初めて5割を切ってしまったんです」(前同)

機を見るに敏な永田町の面々の目に、"崩壊の序章"と映ったのは当然だった。

「そんな党内の雰囲気を敏感にキャッチした首相は、9月上旬の内閣改造をリーク。人事で求心力を高め、党内の引き締めを図る狙いです」(ベテラン政治記者)

ただ、「内閣改造をするたびに支持率を落とす」というのは、永田町の不文律。

「それでも強行せざるを得なくなった首相に、反安倍陣営の多くが、"いまこそ立つとき!敵は本能寺にあり"と色めき立っているんです」(前同)
これはもちろん、戦国武将の明智光秀が、主君・織田信長を本能寺で討った故事による。

安倍首相の首級をあげんと策略を張り巡らす"永田町の明智光秀"は、いったい誰なのか――。
その面々と、彼らの秘めたる謀反の青写真を白日の下にさらけ出そう。

まずは、常々、
「自分こそ、首相の椅子に座るべき」
との野心を隠さない石破茂幹事長(57)。

「昨年1月には、事実上の石破派となる無派閥連絡会を立ち上げました。最初の会合には37人が参加していましたが、"現在の潜在勢力は、安倍首相の出身派閥であり、90人を超す最大派閥の町村派に次ぐ"というのが永田町での評価です」(自民党職員)

同派結成で、事実上、ポスト安倍の旗揚げを宣言した石破幹事長だが、
「これまでは、イケイケの首相と事を構えるのは得策でないと考え、"死んだふり""言いなり"を決め込み、難問山積の安倍首相が自滅するのを待つ"棚ボタ"作戦でした」(前同)

ただ、ここにきて安倍政権のあまりの"政高党低"独断政治に、石破氏のフラストレーションは極限に。

「特に、首相が集団的自衛権の閣議決定後、自衛隊法など個別法の改正を先送りしたことに激怒。もはや、対安倍では一歩も引かないところまで、緊張は高まっています」(石破氏側近)

その石破幹事長、今年11月の福島知事選か沖縄知事選を"決起"のXデーに定めたという。

「現段階で自民党はやや劣勢。自民党が、滋賀に続いて苦杯をなめるようなことになれば、石破氏は責任を取る形で幹事長職からオサラバ。"晴れて"野に下ることができれば、来年9月の自民党総裁選に出馬。安倍斬りに打って出る腹だと言われています」(前同)

一方、"石破光秀"に負けず劣らず"安倍斬り"を公言してはばからないのが、二階派(旧伊吹派)を率いる二階俊博・衆議院予算委員長(75)だ。

「同氏は、与野党問わずの幅広い人脈を持ち、特に公明党との間では太いパイプを持っています」(二階氏に近い自民党中堅議員)
その二階氏が、どうしても許せないのが安倍首相の外交路線だ。

「二階氏は親中国派で、中国や韓国など近隣諸国を大事にしながら経済交流を深め、相互発展していこうという考え。安倍首相とは水と油です」(前同)
そんな二階氏は、来年春の統一地方選を決起の日に定めたという。

「選挙結果が良くなければ、いまだに政界に影響力を持つ青木幹雄・元参院議員会長や古賀誠・元幹事長らと結託。さらに、古賀氏がかつて束ねていた岸田派(宏池会)や、党内第2派閥の額賀派(平成研究会)も糾合し、一気に反安倍の狼煙(のろし)をあげる段取りで準備に入ったといいます」(同)



首相側近にも野望が見え隠れ

さらに、この2人の"光秀"を押しのけ「我こそは"女光秀"なり!」と意気込んでいるのが野田聖子・自民党総務会長(53)だ。

この野田氏、安倍政権の重要な一角を担いながらも、すでに反安倍は鮮明。
月刊誌『世界』6月号のインタビュー記事で、集団的自衛権の憲法解釈を変更する閣議決定に関し、〈拙速に議論を進めれば、党の意思決定機関の了承は得られない〉と、堂々と安倍首相を牽制(けんせい)したのだ。

「これが首相の逆鱗に触れ、9月の内閣改造での野田氏の総務会長解任は決定的となりました。対して、女性初の首相に並々ならぬ色気を見せる野田氏は、"今は首相と距離を取ったほうが得策"と判断。反省するどころか、安倍批判のトーンは上がる一方です」(野田氏に近い自民党若手議員)

彼女の後見人の古賀誠・元幹事長などは、すでに野田政権構想まで周囲にチラつかせ始めているという。

「古賀氏は岸田派を軸に反安倍勢力を結集。決起の日の到来を今や遅しと待ち構えています」(前同)

安倍政権に、さらなる難敵の登場もウワサされ始めた。
小泉進次郎・内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官(33)の存在だ。

「巷では、進次郎氏は反原発の旗頭・父の小泉純一郎元首相と自分を内閣の一員として迎えてくれた安倍首相との間で板挟みになっていると言われています。ですが、すでに進次郎氏は反原発で腹が固まっているというのは、永田町の大方が見るところです」(政治評論家・本澤二郎氏)

その進次郎氏に、ここにきて「11月の福島知事選出馬」との仰天情報が、まことしやかに流れ始めた。

「なし崩し的に原発再稼働を進める安倍政権に疑問を感じた進次郎氏は、近い将来、反原発の父とともに決起するというんです。離党して福島県知事選出馬となっても、"復興に全力を尽くしたい"と主張すれば大義は成り立ちます」(進次郎氏に近い若手議員)

自民党のプリンスであり、安倍首相が最も敵に回したくないという政治家・進次郎氏が、"光秀"となって安倍首相の前に立ちはだかる日も、そう遠くはないのか。

一方、首相側近として逆臣たちを迎え撃つのが菅義偉・官房長官(65)だが、
「石破氏の幹事長権限を大幅に縮小して座敷牢(ろう)に閉じ込めたかと思えば、返す刀で寝業師・二階氏を衆院予算委員長に封じ込め。いまや、永田町随一の策士とまで言われる菅官房長官ですが、彼も"安倍首相が倒れたあとは俺が……"の野望が、チラホラ見え出したといいます」(前出・本澤氏)

政治評論家の安積明子氏が言う。
「安倍政権に減点要素はあるものの、対抗馬たちの明確な旗印が見当たりません。このままでは、安倍政権は意外に長期かも、の声も一方では囁かれています」

永田町・夏の陣――はたして"平成の明智光秀"として政治史に名を残すのは誰なのか!?

安倍晋三のクビを狙う「永田町の明智光秀」は誰だ!?

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