■スタッフのミスも入れないと「撮れ高」が足りないのか…

 今回は日本三大名山でもある石川県の白山にて「イスの脚を持ち、腹筋の要領でくるっと回って座れるか?」というイス1回転チャレンジを女性スタッフをアシスタントに行ったのだが、

「知ってんで。裏で“ヨガマット忘れました”って言ってディレクターが“しょうがないな”って」「実際ならヨガマットあんねんなと思いながら俺はやんねん!」

 と、激怒。ヨガマットがなくなった結果、雪原に直接寝そべる羽目になっただけに、中岡の怒りももっともだったほか、そもそも説明用のサンプル動画では屋内で行われており、「雪山で行う必然性がまったくない企画」という点も、中岡の苛立ちに拍車をかけたと思われる。

「また、360度カメラを持ったカメラマンをボールに見立て、スポーツをする動画を撮ると臨場感あふれる映像になる、というのを実証するために、カッコいい野球の“フェンス直撃ランニングホームラン”を撮るチャレンジをしたのですが、1回目はカメラの電源が入っていない状態のまま、往復200mの猛ダッシュをする様子がそのまま紹介されたんです。スタッフのミスもこうしてシーンに組み込まないといけないくらい、番組が追い詰められているのかな、と思えます」(前出の女性誌記者)

 2020年3月23日に、日本テレビの福田博之取締役が会見で「(イッテQは)国内ロケをすることになる」と話してから、もうすぐ3年。コロナの収束と番組が限界を迎えるのと、どちらが先になるのか……。

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