■『めざまし8』は4月から「報ステ化」!?
『めざまし8』スタートにあたり、これまで報道を中心にやっていたディレクターの中には「やりづらい」と不安を漏らすような人もそれなりにいたようだ。
「しかし、ウクライナ侵攻、新型コロナウイルス、頻発する地震といった具合に、今、必然的にニュースが求められるような状況になり、『めざまし8』はニュースにより多くの時間を割くようになったといいます。そこで『とくダネ!』の取材力が活かされたということでしょう。
4月からはさらに腹を決め、番組内容をさらにニュースに振っていくようです。3月までは番組終盤にエンタメやカルチャー情報を取り上げていましたが、そこでガクンと数字が落ちるといいますから、“やっぱりニュースでいこう”となり、エンタメ情報を取り上げるのは週1程度に抑えることになるみたいです。
言ってしまえば『めざまし8』は“報ステ化”していくことになりそうだ、ということです」(前出の制作会社関係者)
2021年度の全番組の年度視聴率が4月4日に確定し、テレビ朝日系『報道ステーション』が平均視聴率で世帯12.0%、個人全体6.5%を獲得し、3年連続で同時間帯横並びトップとなった。
2021年10月にNHKの『ニュースウォッチ9』でメインを張っていた大越健介氏(60)をMCに迎えて以降も『報ステ』は安定的な視聴率を誇り、世帯12~15%を維持している。
「3月には大越氏自らウクライナ難民が押し寄せるポーランド国境地帯を訪れ、緊急取材を敢行して現地のリアルな状況や避難民の生の声を届けるなど、その取材姿勢が支持されています。『めざまし8』も4月からは『報ステ』のようにより硬派なニュースを届けていくことになるのでしょう」(前同)