■“急速陰り”『スッキリ』にはヒロミがキャスティングされ……
『めざまし8』に並ばれたものの、加藤がMCを務める『スッキリ』はエンタメ情報に強く、若年層からの注目度は高い。
「『スッキリ』はコア視聴率ではトップですよね。それでも世帯、個人視聴率は右肩下がり。番組は17年目に突入し、マンネリ化も指摘されていますし、アイヌ民族に対する不適切な表現などのトラブルも重なり“いつ終わってもおかしくない”と言われるほど。
『スッキリ』にはとにかく一時期の勢いがありませんよね。『めざまし8』に世帯視聴率、個人視聴率で並ばれたことがその証左でしょう。以前はかなりの差がありましたからね。この4月からはヒロミさん(57)が新レギュラーコメンテーターに就任しましたが、“攻め”というよりも“守り”、お茶の間に名が知れた安定感のある人をチョイスした感じですよね。
一方、『めざまし8』は『とくダネ!』から受け継いだ取材力を生かして、独自のニュースを届けるという番組カラーを打ち出していく方針だと。ついに並んだ『スッキリ』を追い越し、いずれは、世帯視聴率では圧倒的な数字を残している羽鳥慎一さん(51)MCの『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)にも追いつけ追い越せで、今後は突き進んでいくのではないでしょうか」(前出の制作会社関係者)
長年にわたって視聴率低迷に喘ぐフジテレビだが、『めざまし8』が躍進の原動力になるのかもしれない。