■ひろみはプロフェッショナルだったが…

 さすがスターというべきか「“郷”―ルデンSPに水“郷”の町にLet’s“郷”!」とノリノリだったが、基本的に郷がキメ台詞を発してから無言になる“間”をそのまま残していたため、「おい間を楽しむな!」「何も言わんかね、ディレクターが」とノブが編集に文句をつけたり、大悟(42)が郷の表情を大げさにモノマネして「魔封波で炊飯器に入る前」と『ドラゴンボール』(集英社)の有名なシーンにちなんだたとえツッコミをしたりと、やりたい放題だった。

「郷さんも、“味の三大要素”と切り出して“あまみ、うまみ、ひろみ”と親父ギャグを言ったり、名産品の納豆を食リポすると思いきや無言で食べ続けてカメラ目線で“…………言えないよ!”と持ち歌『言えないよ』にちなんだギャグをしたりとサービスは最高。スーパースターの力を見せつけていました」(前出の専門誌記者)

 締めのあいさつも完璧で「やっぱ、タレントというか、スーパースターはこうでないと。オープニングと同じ顔で終わってるもん」と絶賛する大悟だったが、数字は残酷だった。

「裏番組が日テレは『踊る!さんま御殿!!』と『ザ!世界仰天ニュース』。TBSは『バナナサンド』と『マツコの知らない世界』と人気コンテンツだったことも影響はしているでしょうが、大トリだけでなく1番手にもっと大物を起用するとか、千鳥のツッコミを控えめにするとか、いろいろと調整したほうがいいかもしれませんね……。

 最も勢いのある千鳥がMCで、番組の内容としても現在のバラエティの最高峰にあるといっていいクオリティの『相席食堂』ですが、どうにもゴールデンとは食い合わせが悪いようですね……」(前同)

「3度目の正直」とはならなかったが、「七転び八起き」という言葉もある。次に期待したいんじゃ!

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