「ダウンタウンの浜田雅功さん（５９）がＭＣを務める『オオカミ少年』（ＴＢＳ系）ですが、いよいよ打ち切りが現実味を帯びてきています」（放送作家）
２０２１年４月に浜田をＭＣに迎えてスタートした『オオカミ少年』は、あらゆるジャンルの情報について「ウソ」か「ホント」かを当てるクイズ番組。
２００４年１０月から２００５年まで深夜枠で放送され、２０２０年３月に「土曜☆ブレイク」枠で１５年ぶりに復活。複数回の特番を経て、金曜１９時というゴールデン帯でのレギュラー番組としてあらためてスタートした。
ＴＢＳの金曜といえば、１９時台の『爆報！ＴＨＥフライデー』、２０時台の『ぴったんこカン・カン』、２１時台の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』と２０％近い視聴率を取る超人気番組が並び、金曜夜は「ＴＢＳの１人勝ち」と言われるほどの隆盛を誇っていた。
「今も続いている『金スマ』も低迷が続いていますが、いち早く終わった『爆報』は終盤、まったく数字が取れなくなり、打ち切りに。“あの枠を何とかしてほしい”と任されたのが絶好調の浜田さんだったんです」（前同）
レギュラーにはＳｉｘＴＯＮＥＳのジェシー（２６）と田中樹（２７）という若年層を中心に高い人気を誇るジャニーズタレントを起用したものの、番組の世帯視聴率は３～４％前後、テレビ各局が重視する１３～４９歳のコア視聴率も２％ほどと、ゴールデンの番組としては極めて厳しい数字が続いていた。
「番組開始から１年以上が経ち、テコ入れもありましたが、改善はまったくみられません。６月２４日に至っては世帯視聴率２.８％（すべてビデオリサーチ調べ、関東地区）、コアは１.０％とさらに酷い有様でしたからね。
そもそも『オオカミ少年』はドッキリを軸にしたクイズ番組でした。それも落とし穴やスカイダイビングなど、子どもでも楽しめるわかりやすいものが中心だった。
ところが、ここ最近はタレントの楽屋に隠しカメラを仕掛け、用意されたロケ弁当をどの順番で食べるのか当てる『どれから食べるの？ダービー』など、当初のコンセプトからズレた、そして“誰が見たいのか？”と疑問に感じてしまう企画も増えていましたから、完全に迷走しているわけです」（同）
