■タッキー副社長も登場で『オオカミ少年』は“がんじがらめ”に

 過激すぎる内容だと、番組のMCにも批判の声が上がってしまうこともある。

「そのあたりも配慮しまくった結果なんでしょうね。加えて、ジェシーさんや田中さんという人気ジャニーズタレントも出演していますからね。番組立ち上げにあたってはジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長(40)も顔を出したそうで、“いい番組にしましょう!”と期待を寄せていた。

 それは浜田さんが所属する吉本興業のトップも同じで、番組サイドとしてはジャニーズと吉本の顔色もうかがう必要も出てきてしまい、さらにがんじがらめになって、“攻めない”番組作りになってしまっているようです。結果、つまらない内容になり、数字が取れず、さらなる迷走が始まっているということだといいます」(前出の放送作家)

 ダウンタウンの浜田と松本人志(58)といえば、来年には還暦を迎えるもののいまだに高いコア視聴率を持っているタレントの筆頭だ。

 コンビでは『ダウンタウンDX』、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(ともに日本テレビ系)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)と人気レギュラー番組を3本抱えている。また、浜田は『オオカミ少年』を含め、5本のレギュラー番組に出演。

 コロナ禍前は大みそかの風物詩だった『絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)をはじめ、『ドリーム東西ネタ合戦』や『お笑いの日』(ともにTBS系)など、大型特番の顔でもある。

「ダウンタウンの2人は絶好調で、何をやっても成功させてくれる。ただ、天下の浜田さんであっても『オオカミ少年』は軌道に乗せることが現状はできておらず、数字はかなり厳しい。浜田さんにとっては唯一の“ダークサイド”と言えるかもしれません。

『オオカミ少年』は、秋の改編は乗り越えることが決まっているようですが、このままいくと来年の春には確実に終わってしまうと言われています。

 テレビ各局の台所事情も苦しい状況が続いています。いくら浜田さん、そしてジャニーズの人気タレントが出演している番組といえども、今の数字が続くようでは守りようがない。もう上がり目がないのであれば、打ち切りということになってしまうのではないでしょうか」(前同)

『オオカミ少年』が2度目の最終回を迎える日も近いのだろうか、それとも、ダウンタウン浜田が持ち前のプロデュース力で、窮地の番組を立て直す!?

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