■カズレーザーの理路整然としたコメントが大人気
「こうした医療や健康に関するジャンルのトークは、煽るだけ煽って視聴者に誤解を与えてしまうことも珍しくない。ですので、こうしたバランス感覚は番組を長続きさせるうえでも重要ですよね。
くわえて、こうしたトークを補足するカズレーザーさんのコメントが、シンプルで分かりやすいと好評ですね」(前出のテレビ誌編集者)
一例として、「寿命200歳の超長寿時代が来るかも」という議題では、「ここまで生きたいと思う人は少ないと思う」という斉藤の意見に対してカズレーザーは、
「それは100歳のイメージが“ギリギリの100歳”しか周りにいないから。100歳でみんな元気なのが当たり前になれば、もっと生きたい、なんで死ななきゃいけないって人が増えると思う」
と持論を展開。そのうえでどうしても社会の受け入れが間に合わずに一部の富裕層のみ長生きする「寿命格差」のような時代はあるかも、と前置きして「そこを超えれば幸せ」と締めた。
「単に理想論だけでなく、その過程で起きる弊害や反対意見なども盛り込んで意見をしているので、視聴者も納得しやすいし、専門家の話の腰を折ることもなく、聞きやすいんですよね。
《こういう知的番組を待っていた》《難しい事もカズレーザーさんとならしっかり学べました》などと、視聴者から好意的な意見も多くSNSに寄せられていましたね。難しいジャンルのテーマも多く扱う番組ですが、初回の順調な滑り出しを見るに長続きしてくれそうですね」(前同)
民放の王者・日テレをもってして苦しむ火曜22時枠。初回放送は「手ごたえあり!」だったようだ――。