■ご当地グルメを本場で!
第2位は、『栃尾のあぶらげ』(新潟県・道の駅R290とちお)。栃尾の方言で、油揚げを指す“あぶらげ”。全国区の知名度を誇るご当地グルメだが、本場で食べると、ひと味違うと熱く語るのは、前出の浅井氏だ。
「分厚い、長さ20センチの巨大あぶらげを揚げたて熱々で提供していて、パリッとジューシーな食べ心地は唯一無二。お土産では味わえないおいしさです。
薬味に、たっぷりのネギとかつおぶしがのっていて、和の風味でペロッと食べられるのも、うれしいですね」
さらに、秋ならではの楽しみ方も。
「栃尾のあぶらげをのせた、きつねうどんもあります。極厚のあぶらげがツユをたっぷり吸っていて、口の中でジュワッとしみ出します。
あぶらげは、シンプルですが味わい深く、つい、新潟の地酒をお供にしたくなりますが、運転手は我慢ですね(笑)」(平賀氏)
■地場ものにこだわる絶品料理が1位に!
第1位は、『串こんにゃく』(奈良県・道の駅吉野路 黒滝)。旬を迎えた山の幸が食べられる秋に、こんにゃくとは意外だが、浅井氏と平賀氏の2人がオススメする逸品なのだ。
「地元のお母さんたちの手作りのこんにゃくを、大きな鍋で煮た一品で、ジューシーな食べ心地が楽しめます。素朴で奥深い味は、昭和世代にはたまらないはず。この串こんにゃくを目当てに、遠方から訪れる人も多いんですよ」(浅井氏)
ちなみに、こんにゃくを刺す串には、吉野杉を使用。徹底して地場ものにこだわった一品なのだ。
「周囲は、風光明媚な吉野の山々が広がっていて、料理をよりおいしく感じさせるんです。また、地元で獲れたジビエ肉を使った名物料理も豊富で、これからの季節はイノシシ肉を使った、ぼたん汁が人気です。秋のドライブにぜひ」(平賀氏)
秋の味覚を食べに、ドライブに出かけよう!