国内では四面楚歌状態の朝日

朝日を取り巻く状況は悪化の一途だ。

「吉田証言」報道が、日本人のイメージを世界的に悪くしたとして、慰謝料、謝罪広告、購読料返還などを求め、100万人規模の集団訴訟を起こす動きも出てきた。

現在、朝日の販売部数は約730万部。しかし、700万部を割り込むのは時間の問題だという。販売業績の悪化に加え、こんな不気味な予兆もある。

8月21日夜、豊中支局(大阪市豊中市)で朝日の看板や駐車していた車がコンクリートの塊で傷つけられる事件が発生したのだ。

「冗談抜きに、(阪神支局が襲撃され、小尻知博記者が死亡、同僚1人が重傷を負った、1987年の)赤報隊事件が頭に浮かびました。まさかとは思いますが、時期が時期だけに非常に不安です」(前出・C記者)

韓国で最大部数の『朝鮮日報』は、8月9日付で、〈旧日本軍慰安婦をめぐる朝日新聞の闘いは20年以上になる。加害者の国の新聞が常に被害者側で闘ってきたのだから、孤立し、疲れが見えてきた。知恵を絞って助ける方法が韓国政府にはあるはずだ〉と報じたが、朝日の味方は、もはや韓国メディアだけとでも言うべき四面楚歌状態のようにも思える。

朝日新聞の今後の対応に注目したい。

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