「栄養価満点」「脂肪の吸収を抑える」などなど耳触りいい売り文句ばかりが聞こえてくるが、実態は……!?

「健康でありたい」というのは、人類共通の願い。
「健康に良い」とされる健康食品を、日々の食事に取り入れている方も多くいるだろう。
しかし、これが効果がないどころか、逆に健康を害するという恐ろしいケースがあるという。
今回、総力取材で明らかになった"食べてはいけない健康食品"とは!?

まずは、牛乳、卵といえば、栄養価の高い代表的食品ということで、今も積極的に摂っているというお父サンが多いのではないだろうか。
「牛乳をはじめとするチーズなどの乳製品は、動物性脂肪が多いので中性脂肪値を上げます。一方、卵は食品の中でダントツにコレステロールが高い。ですから牛乳は成人なら1日にコップ1杯、卵は1個が限度。中年以降は、無理して摂ると、逆に動脈硬化を進め心筋梗塞などのリスクを高めます」
こう警告するのは新潟大学名誉教授(医学博士)の岡田正彦氏。近著に『信じてはいけない医者飲んではいけない薬やってはいけない健康法』(カンゼン)がある。

欧米では牛乳をはじめとする乳製品は"体に悪い"との認識も増えているという。
一方の卵は卵で、コレステロールの1日摂取量は300ミリグラム以下にすべきところ、卵1個の黄身の中にはそれに近い実に260ミリグラム含まれているというから驚きだ。
こうした栄養価の高い食べ物を積極的に摂ろうとする日本人がいまだ多くいるのは、戦後のまだ貧しい時代のトラウマが残っているせいなのかもしれない。
前出の岡田博士は話す。
「牛乳に豊富なカルシウムそは骨を丈夫にする=骨粗しょう鬆予防対策から、牛乳を摂る方もいるでしょうが、それなら小魚を骨ごと摂るのが一番です」

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