不摂生とは無縁だから自分は若々しいはず……と思うのは大間違い。その日常のルール、実は老いを招いているかも!?

4月20日、体調不良で入院中だった町村信孝衆院議長(70)が、議長辞任願を提出した。
「その後、記者会見し、軽い脳梗塞を発症したことを明らかにしました。議員活動は当面続ける意思を見せていますが、今後については、医師の判断次第のようです」(全国紙政治部記者)

人は齢を重ねるごとに、徐々に動脈が柔軟性を失い、血管が細くなり、詰まってしまう。70歳である町村氏が、脳梗塞という"血管の老化"に直面したのも当然か――。
「しかし、私のように60歳になっても、外見上は40代と見られるように、実際の年齢と体の老化具合は、決してイコールの関係にはありません。日常の習慣次第で大きく差がつきますので、逆に言えば、不適切な習慣を改めるだけでグンと老化を抑えられるということです」

こう語るのは、3月に発売されたばかりの『「男のカラダ」元気塾』(双葉社)をはじめ、健康や若返りの本を多数出版している、東京都千代田区にある「ナグモクリニック」の南雲吉則理事長(医学博士)だ。

医学用語でいう老化とは、単なる年齢の経過(加齢)を指すのではなく、成熟期以降の体に起きるすべての変化を指し、生体機能の低下と、ついには死に至る恒常性の崩壊過程をいう。
多くの人が、健康のため、老化を遠ざけるためと思って、当たり前のようにやっている行動の中にも、実は「老化を早める悪習慣」が潜んでいるというのだ。
あなたは大丈夫だろうか?

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