同大学のダリル・レオン助教は、心臓発作や脳卒中の発症リスクを安価で簡単に判定できる手段として、握力検査を用いることができる可能性を示唆している。つまり、手を固く握りしめるというごく簡単な行為が、健康のバロメーターになるというのだ!  

一方で、糖尿病や呼吸器系疾患、転倒による外傷や骨折などと握力との関連性は認められず、握力の強さが各人の民族や体の大きさなどによって異なる可能性も否定できないため、さらなる研究が必要だ。  

しかし、今後の研究によって、病気のリスクをより簡単に早期に発見し、改善に向けての対策がより早いうちにできるようになれば、こんなに素晴らしいことはない。今回の報告によって、その夢も遠くはない、と思えてきた。

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