食中毒のふしぎ? ノロウイルスにかかりにくい血液型がある!?の画像
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じめじめと蒸し暑い季節が到来。怖いのは食中毒だ。梅雨どきから夏にかけて、毎年のように食中毒の発生がニュースになる。

昨年は7月26日に、静岡市の花火大会の露天で売っていた冷やしキュウリを食べて508人が発症、115人以上が入院するという事態になった。原因はO-157だった。

厚労省の調べによれば、日本では年間2万人ほどが食中毒になり、そのうち10名前後が死亡している。たかが食中毒と、あなどってはいけないのだ。

食中毒は細菌によって引き起こされる。厚労省はO-157やサルモネラ菌など、16種類の細菌を主な食中毒原因菌に指定している。
防ぐ方法は、ともかく清潔にすること。とくに生の肉にはすべてといっていいほど細菌がついているので、触ったら手を洗い、包丁やまな板もよく洗う。
そして、加熱して食べる。中心部まで75℃以上で1分以上加熱すると、多くの細菌が死ぬ。

不思議なのは、同じ細菌に汚染されたものを食べても、その発症に個人差があること。ある調査によれば、O-157を食べて70%が発症、30%は無症状だった。

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