ブルース・リーよろしく人差し指立てて言いましょう。リーチ目は……、

「覚えるんじゃない、探すんだ」

『ハナビ』などのリーチ目マシンを敬遠する多くの方が口にするのが、「リーチ目がわからないから」。

リーチ目がわからない=当たっているかわからないから、きっと自分が打っても楽しくないだろう。それどころか損をしてしまいそう。だってリーチ目知らないし、面倒くさいから覚えるつもりもないし……。

ドンスィンク、フィーィィィィィル。まずは知らなくていいんです。知らなくて当然なんです。もちろん中には、リーチ目をガッチリ覚えて打つというタイプの方もいらっしゃるでしょう。しかし、少なくとも僕はそうじゃない。探して、覚えていくんです。

まず先に、『ハナビ』の通常時の打ち方手順を書いておきましょう。

1)左リール上段にBAR(暖簾)を狙う
2)右リール適当打ち
3)氷図柄テンパイ時のみ中リールも氷図柄狙い(赤七目安で狙えばOK)※右リールのBAR図柄は氷の役割



これだけです。これだけでOK。そしてここから、いかにボーナス察知をしていくか。

それがおそらく「リーチ目を知らない人」が怖がる部分。しかし、僕から言わせりゃそこが一番楽しい部分。基本的な心構えはこう。

「いつもは止まらない所が止まったらボーナスを疑え」

同じ手順で消化していくと、だいたい止まる出目っていうのは決まってくる。そんな中から、法則性が見えて来るわけです。

「あぁ、こうなったら必ず風鈴か氷が揃うな」とか「なぜかわからないけど、右の赤七は下段になかなか止まらないな」とか。そしてその法則が崩れた時、いつもは止まらない箇所が止まった時。それがボーナスがいるサイン、すなわちリーチ目である可能性があるわけです。

しかも、それが本物だった場合(ボーナスが当たっている場合)、そのいつもは止まらない出目の違和感がそこからいきなり出続ける。しかも『ハナビ』に関していえば、だいたい第三停止後にリール消灯による花火が上がったりしちゃいます。

上の手順をしっかりやって、何も揃っていないのにリールに花火があがりゃ、ボーナス確定なんです。そしてさらに数ゲーム後にはリール右の確定ランプ「たまやランプ」が点灯するでしょう。ボーナス成立を見逃したまま席を立っちゃうなんてことは、ほとんど起こらないハズです。

最初はいいんです。数ゲーム間、見逃したって。むしろ、それが一番楽しい時期なんです。

「ちょっと待って、今出てたのもリーチ目なんだ」と。そしてなんとなくボンヤリ印象に残る。すると次に出た時に「あれ? この出目って、さっき……」となる。それでやっぱりボーナスいたーってなってみなさいよ、アナタ。それがアナタの探したリーチ目なんです。

これをやってる内に、そんな自分のリーチ目が増えていく。そうするといつの間にやら、アナタが見ていた「リーチ目を知ってるからハナビを楽しく打てる人」に、アナタ自身がなっちゃってるわけです。

これをなぜ僕が言えるかというと、僕もぶっちゃけ最初の最初は「リーチ目とか覚えるの、てんでダルいっす」というタイプだったわけです。あ、別に覚えなくてもいいのね、探せばいいのね、と肩の力を抜いた瞬間、めっぽう楽しくなった1人なのでございます。

さぁ、なんとなく「打ってみようかな」と思っていただけましたら、次の手順も忘れずに。

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