熱中症・熱射病・日射病はそれぞれどう違う?の画像
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全国各地で35度以上の猛暑を観測というニュースが流れる季節となった。
先日など、群馬県館林市では39度超えを記録。埼玉県熊谷市も猛暑で有名だ。

この時期に増えるのが、熱中症。総務省消防庁によると、4月下旬から7月半ばにかけて10人以上が死亡した。

熱中症になるのは炎天下の屋外と考えがちだが、実は屋内でも危ない。屋外、屋内を問わず、高温多湿の環境の中で体温調節がうまくいかなくなって起こるのが熱中症だ。

大量の汗をかくと体内の水分や塩分が不足し、内臓や脳をめぐる血流が減り、めまいや立ちくらみの症状が出る。この初期段階で、水分や塩分を補給することが重要だ。しかし、放っておくと頭痛や吐き気、倦怠感が出てくる。この状態を熱中症という。

さらに症状が進むと、熱を体外に発散できなくなって体温が上昇し、内臓の障害が出てしまう。意識を失ったり、多臓器不全になったりして、死亡することもあるのだ。

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