インスタント食品を食べると健康になるって本当か!?の画像
インスタント食品を食べると健康になるって本当か!?の画像

 早い! 安い! 美味い! 三拍子揃った人気フードが実はダイエットにもイイって知ってました!? これまでの汚名を返上すべく、驚異の真実に肉迫! 食欲そそるアレンジレシピも必見。

 体に悪いとは思いつつ、ついつい手が伸びるのがインスタント食品。だが実は、そんな罪悪感はまったくの無駄だという。「ポテトチップスや甘いものをダラダラ食べるくらいなら、カップラーメンを1杯食べたほうが、満足感もあって、カロリーも抑えられます」と驚愕の発言をするのは、フードジャーナリスト。

「カップ麺は種類によっては、1杯300キロカロリー台。対して、ポテトチップスは500~570キロカロリーです。コーヒーショップで売られているフラペチーノは、たったの1杯で500キロカロリー台のものもあります。一概にインスタント食品=太るとは言いきれません」(前同)

 確かに、満腹度で比べれば、インスタント食品のほうが、低カロリーでも満足できる健康食材と言える。「サラリーマンのお昼の定番の丼ものや、肉と揚げ物がたっぷり乗ったスタミナ弁当は800~900キロカロリーのものもあります。成人男性の一日の適正カロリー量は1500キロカロリーですから、夕食や間食もとることを考えれば、すぐにオーバーしてしまいます。重めの昼食をインスタント食品に置き換えるだけでも、摂取カロリーは半分以下に抑えられるんです」(同)

 太るイメージの強いインスタント食品が、ダイエットにつながるとは実に意外。また実際に、インタント食品を食べ続け、長生きした例も存在する。「日清食品の創業者で、チキンラーメンの生みの親である安藤百福さんは毎日、自社のインスタントラーメンを食べていたそうですが、96歳という大往生でした」(経済誌記者)

 このように、決して健康を害するとは言えないインスタント食品。だが、なぜ世間では、こんなにも悪者扱いされているのか。「一番の原因は塩分量の多さです。60キロの体重の方の場合、塩分の一日の許容摂取量は約6グラム。対して、カップ麺に含まれる塩分はだいたい5~6グラム台と、1杯食べただけで、許容量をオーバーしてしまいます」(栄養士)

 ご存じの通り、塩分の摂り過ぎは高血圧やがんの原因にもなる。「それゆえ、塩分量さえ注意すれば、インスタント食品で長生きすることは可能と言えます」(前同)

 まず、長生きできる食べ方として、最も重要なのは、"おつゆを残すこと"だという。「おつゆには塩分が大変多く含まれますし、麺を揚げたときの油も流れ出ています。おつゆを飲まないだけでも、塩分量を半分に減らすことができます」(同)

 それに加え、「麺が伸びないよう、素早く食べることも重要です。麺がおつゆを吸ってしまっては、おつゆを残しても意味がありませんから」(同)

 また、カロリーをさらに抑えたいという人は麺の種類にも注目すべきだという。「油揚げ麺よりノンフライ麺のほうが、カロリーは低めです」(同)

 しかし、油揚げ麺の場合でも、カロリーを抑える効果的な方法があるという。「かやくや粉末スープが、別の袋に入っているタイプに限り、有効なやり方ですが、まず、お湯を必要な量の2倍沸かします。次にカップから、かやくと粉末スープを取り出し、規定量のお湯を注ぎます。指定時間の約1~2分前になったらフタを開け、注いだお湯を全部捨てます」(同)

 こうすることで、麺にしみ込んだ油や防腐剤が流れ出るという。「半分茹で上がった状態の麺に、かやくと粉末スープを振りかけて、よく混ぜたら、再び規定量のお湯を注ぎます。さらに1分待てば、できあがりです」(同)

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