長生きできるかが分かる!「あなたの潜在寿命」チェックの画像
長生きできるかが分かる!「あなたの潜在寿命」チェックの画像

 親からもらった体、住んでいる場所、職業などにより“余命”が決まっているとしたら!? 衝撃の研究結果を発表!!

 秋は健康診断の季節でもある。だが、問診では「タバコを吸う?」「酒はどのくらい?」「定期的に運動している?」など、お馴染みの質問が繰り返される。そして、検査値が基準から少しでも外れると、再検査の通知が来て、「酒を控えろ」だとか、「ウォーキングを毎日しろ」などの生活改善指導が添えられている。なんとまあ、しゃらくさい。

 本誌は、このたび独自取材により15項目から成る長寿の条件を発見。あなたの“潜在寿命(余命)”の目安を3分ほどでチェックできる表を作成した(下表参照)。ただし、「長寿タイプ」と判定されても、節度のない生活を送れば健康を害するのは当然。逆に「短命タイプ」と出ても、日々の養生に励めば長生きできる余地はあるので心配無用だ。では、さっそくチェック項目を追っていこう。

 まずは身長についてだ。長寿タイプは、男性だと165~168センチ(女性は159~162センチ)と、平均身長よりも低めだという。新潟大学名誉教授(医学博士)で、長寿科学が専門の岡田正彦氏が解説する。

「92年にWHO(世界保健機関)が発表したデータでも、身長170センチ以下の人は183センチ以上の人に比べて寿命が7歳ほど長いのです。ホモ・サピエンスがこの世に誕生し10万年。人類の遺伝子は、地球環境に合わせて代謝の仕組みを育んできたはず。おそらく、栄養豊富で大型化した現代人の標準身長からすれば、やや小さめのほうが理想的のようです」

 それは体重も同じで、肥満の人は短命の傾向があるとされる。ただし、痩せているのがよいとも限らず、俗に「小太り」といわれるぽっちゃり程度が好ましいようだ。「アメリカで体重と寿命の関係を調べた600万人対象の調査で、小太りの人は体力や病気の抵抗力が痩せている人に比べて強く、寿命が長いという結果が出ています。BMI(肥満指数)が22~26(22が標準。25以上は肥満とされる)の人が実は最も長生きなのです」(前同)

 続いては、ハゲ(薄毛)は長生きする人が多いというもの。米ワシントン大学が中年男性2000人を対象にした調査によれば、ハゲている人は前立腺がんのリスクが最大45%も低いとの驚きの結果が出た。「薄毛の原因となる男性ホルモンの一種には、前立腺がんをはじめとしたがんに対して、抗がん作用があることが分かっています」(医療ジャーナリスト) 薄毛は長命の証だったのだ。

 続いては、顔の特徴に関するもの。薬剤師、鍼灸師でもある和光治療院・漢方薬局(千葉市)の平地治美院長が解説してくれた。「東洋医学では、耳たぶと舌は腎(成長、生殖などの生命エネルギーを指す)、鼻は肺(気を多く取り込める)に関係しています。そのため、耳たぶが大きいと長寿に繋がるとされます」 だんご鼻で、目が細く左右に長い人も長寿とされているという。

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