「これは、外国で行われた調査で判明している事実です。人によっては血圧まで下がってしまうほど、自律神経が完全にお休みモードとなり、視聴の間、ほぼ脳が動いていないことも原因の一つです」(前同)

 沖縄の長寿村での調査でも、高齢者はテレビを見るより、新聞に目を通すことを楽しみにしている人が目立ったというから、読者の皆さんは、ぜひ今後も週刊大衆のご愛読を!

 最後に、年齢を重ねても健康に動ける人とそうではない人の間に、どのような差が、どんなところにあるかを三浦氏に聞くと、「やはり、人間は単に長生きをしたいだけではなく、なんのために長生きをしたいかだと思います。常に目標と夢を持ち続けることがモチベーションとなり、気力と体力の充実へとつながると思います」

 三浦氏の次の目標は、「85歳を過ぎたら世界で6番目に高いチョ・オユー(8201メートル)の山頂を目指し、そこからスキー滑降をすることです」(前同)

 大宜味村の高齢者の間でも、“生きている限り現役”という意識が強く、年齢にかかわらずアクティブに動き回っているという。「安心感や生きる意欲が、健康法の前提にあると考えるべきです。沖縄県では、人と人との強いつながりが、そうしたものをもたらしてくれています」(平良氏)

 長生きをして、何をしたいか――そう考えることで、健康な長生きへの第一歩は踏み出せるのだ!

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