■ロウリュや食事、マッサージもお楽しみ
加えて、施設によっては“ロウリュ”もある。「ロウリュは、アツアツのサウナストーンに水をかけて“ジュジュッ”と蒸気を発生させ、体感温度をガツンと上げるもののこと。その蒸気を専門のスタッフ――“熱波師”と呼ばれる人が、お客さんに対してバサッ、バサッと煽ぎ、暑い空気を直接、浴びせる。めちゃくちゃ熱いんですが、反面、水風呂の体感も、めちゃくちゃ気持ち良いものになります」(前同) 自分でサウナストーンに水をかける“セルフ・ロウリュ”ができる施設も少なくない。
しかも天国はまだ続く。多くのサウナには飲食スペースが設置されている。舌が肥えたオヤジたちを納得させる“激ウマ飯”を提供しているのだ。「もちろん、瓶の牛乳は定番。宿泊できるサウナであれば、朝定食も充実しています。サウナ飯は、奇をてらったものではなく、ごくごく普通の“至高のスタンダード”を目指したものが多いのが特徴ですね。入浴後、脱水症状が心配にはなりますが、ビールを飲む人は非常に多いです」(日本各地を巡る若手サウナー)
サウナに入って整って、身も心もユルユルの状態でビールをゴクゴクやる――これ以上のぜいたくは、そう思いつかない。
それだけではない。「マッサージ、アカスリなどが施設内に常設されている所も少なくない。サウナに入って体が緩んでいるときにマッサージを施すことで、コリもほぐれやすくなる。アカスリも、全身の汚れがすべて流れていくようで、オンリーワンの快楽を体験できます」(前出の中堅サウナー)
- サウナ、ロウリュ、マッサージ、そして飲食と“贅の極み”を味わい尽くしたいが、最後に、サウナ入浴時の注意点を三つ挙げる。
- ★具合が悪ければ即やめる
- これは、そもそも鉄則。
- ★二日酔いで入らない
- 恐ろしいほど、心臓に負担がかかります。
- ★サウナ室内では大声でしゃべらない
- 静かに温熱を楽しむ人に迷惑ですが、初心者はやりがち。
以上! 気持ち良くて体にいいサウナを楽しもう!