■柳ヶ瀬ブル―スや大阪ラプソディのパワーで!

 お次は、岐阜県美濃加茂市の平川たばこ店。1990年頃からツキ出し、以降、実に「億当たり」を17本も出すという、県内はもとより東海地方でも有数の強運売り場だ。13年グリーンで1等前後賞5.5億円を出して以降、大当たりからは遠ざかっているが……。「とはいえ、17年の年末ではミニ1等前後賞7000万円に、支店での2等1000円など合計では1億以上出ています。しかも昨年の年末には美濃市の支店で1等前後賞10億円が出ましたから、調子は上向きですよ!」(店主の平川さん)

 そんな同店のある岐阜県のご当地ソングは『柳ヶ瀬ブル―ス』(美川憲一)。美川のスター歌手としての地位を確立した曲のパワーが加われば、今回こそ出る!

 西に移って大阪は、大阪市北区の大阪駅前第4ビル特設売場。1984年、梅田地下街の混乱解消のために8つの売り場がまとまって誕生した。「東の西銀座」に対し、「西の大阪駅前第4ビル」として人気、実績とも双璧を成す売り場だ。そんな大阪のご当地ソングといえば……数多くあるものの、売り場担当者を直撃したところ、「ウチの社員に尋ねてみたら、海原千里・万里の『大阪ラプソディ』という声が多かったですわ。今でも、カラオケやスナックでは必ずリクエストされる名曲ですからね。その歌詞の1番には、売り場が面しとる“御堂筋”が出て来るし、そもそも、この売り場はサマーに強いから、ほんま、期待できまっせ!」(売り場責任者)

 なお、姉妹漫才師の千里・万里は77年に解散したが、妹の千里は現在、「上沼恵美子」の名で関西芸能界の女帝として君臨しているのは、ご存じの通り。その影響か(?)、同売り場では毎年のように1等が出ているのはもちろん、12年には2本、08年には、なんと3本出たこともあるのだ。

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