■中国、四国、九州は

 お次、中国地方は鳥取県鳥取市のイオン鳥取北CC。こちらは市内一の人気売り場で、実績を見ても13年のグリーンで1等前後賞5億5000万円、16年の年末ではミニ1等1億円を2本出している。そして、ここのご当地ソングといえば『鳥取砂丘』(水森かおり)だ。「売り場は名前通り、鳥取市の北にあるので、鳥取砂丘には非常に近いんですよ。それに3本の大当たりの後も、18年サマーでは2等1000万円が2本出るなど、調子は悪くないんです。新型コロナにしても、岩手県のゼロに次いで鳥取の感染者は、わずか3人という少なさ。これもツキ(?)があると言えるでしょう。ですから、大いに期待していただいていいと思いますよ!」(売り場担当者)

 水森にしても、この歌で03年にNHK紅白に初出場以来、「ご当地ソングの女王」として、17年連続で出場するツキぶりなのだ。

 四国に渡って、高知県高知市の高須ハイパーCC。県内では断トツの売り上げを誇る人気で、実績も09年の年末で2等1億円、11年の年末1等前後賞3億円が、なんと2本、さらに13年ドリーム1等後賞1億500万円など申し分ない。「高知のご当地ソングといえば、やっぱり『南国土佐を後にして』ですよ」(売り場責任者)

 歌い手・ペギー葉山が歌手生活60周年を迎えた12年には、はりまや橋公園に、この歌碑が設置された。そして昨年、この歌が発売60周年を迎えたというから、これを記念して1等が出そうだ。

 最後、九州からは福岡県北九州市小倉北区の小倉駅前CC。この売り場の大当たりは12年グリーン1等前後賞5億円、そして、その4年後の16年の年末ミニ1等1億円の2度。このため、それからまた4年後の今年も億当たりが出るという「4年周期説」が話題に。この福岡県のご当地ソングといえば、『銀河鉄道999』(ゴダイゴ)。「漫画の原作者である松本零士さんは、ここ小倉の生まれ。それで小倉駅には、主要登場人物の『メーテル』の銅像などの他、松本作品ゆかりの展示などもされています」(売り場責任者)

 ゆえに小倉駅の真ん前にあるこの売り場は、大当たりを期待しないほうがおかしいだろう。18年2月にはロト7で1等3億1290万円も出ている。

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