世界中で報道!東京五輪選手村「段ボールベッド」は9人で跳ぶと壊れるの画像
9人はさすがに耐えられなかった段ボールベッド(画像は海外ニュースサイト『INSIDER』より)

 連日熱戦が続く東京オリンピック。期間中、選手たちが過ごす選手村で、野球競技のイスラエル代表のベン・ワンガーが7月26日に投稿したTikTok動画が、海外で大きな話題となっている。開幕前に日本でも話題になっていた、選手たちの個室の「段ボールベッド」のレビュー動画である。

「ワンガー選手とチームメイト8人が、順番にベッドの上に立って跳ぶ“耐久テスト”を行い、最終的にマットレスに同時に9人がジャンプしてベッドを壊してしまう、という動画です。これらは『TODAY』、『INSIDER』、『朝鮮日報』といった多くの海外メディアでも報じられました。該当動画はすでに削除されていますね」(スポーツ紙記者)

 このベッドは「段ボール製」ということから耐久性が不安視されており、7月17日にはアメリカ男子陸上選手のポール・チェリモ氏がツイッターに、

《選手同士がいちゃつくのを防ぐ狙いだ》《一人分の体重にしか耐えられないようにしているのだろう》

 という皮肉を込めたツイートをしていたのだが、実際のところどうなのか。

「大会公式スポンサーとして、約1万8000床の寝具一式を提供する寝具メーカーの『エアウィーヴ』はベッドについて“撥水(はっすい)加工を施し、重さ200キロに耐える”としているほか、7月21日の『中日新聞』に“3年の歳月をかけて開発し、何度も実証実験を繰り返してきたので自信を持って提供させていただいた。十分な強度を持っているが、ジャンプはお控えください”と答えています」(前同)

 同ベッドはマットレスが3分割されており、選手の個性に合わせてパーツが肩・腰・足別にアレンジ可能でもある。そのため、実際に使用した選手によると、寝心地は悪くないという。

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