■『報ステ』MCの富川アナ感染時の対応にも批判

 テレビ朝日といえば、当時の『報ステ』MCだった富川アナが2020年4月という、番組出演者としては早い段階でコロナに感染したことも記憶に新しい。

「当時、富川アナは倦怠感や熱っぽさを感じていたものの数日間受診を怠ってしまったことで『報ステ』関係者にも感染が拡大してしまったとも言われ、局内のコロナ対策にも苦言が呈されました。

 そのため、今回の報道を受けてネットには“富川アナといえば報ステのコロナクラスターで去年謝罪した人”、“テレ朝社員たるみまくってるなあ 報ステ”といった声も上がっています」(前出の夕刊紙デスク)

 問題の10人は渋谷のカラオケ店で宴会を行っていたというが、ケガを負った女性社員Aさんは8月9日の午前4時前に「先に帰ります」と言い、1人で6階のカラオケルームを出て、なぜかエレベーターを使わずに非常階段へと1階へと向かったとされる。

 しかし、1階まで降りたところ、ドアノブが施錠されていたため、Aさんは2階に戻り、窓を開けて店の前の看板をつたって地面に着地しようとしたものの、足元がおぼつかずに歩道に転落。

 その様子を目撃した人から「ビルから人が落ちた」と通報が入り、Aさんは救急隊員によって病院に緊急搬送。しかし、左足を骨折する全治半年の重傷を負ってしまったという。

「このカラオケ店は1台しかエレベーターがないため、エレベーターを待つよりも階段で降りたほうが早い場合があるんですよね。特に、始発が出る前の4時とか5時は常に満員でなかなか乗れないんです。ただ、その非常階段はカラオケルームをこっそり抜け出して“いい感じ”になった男女がイチャイチャしたり、帰り際に“送るよ”と言って見送りに出てきた人とキスするような場所でもあるんです。

 Aさんがそうだったわけではないでしょうが……。しかし、なぜこのような打ち上げを行うに至ったのか、事故が起きてしまったのか、しっかりと検証と説明する必要性もあるのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 11日には、カラオケ店の運営会社が謝罪と釈明コメントを出す事態にまで発展した今回の騒動。この問題に対しては、「社員や出演者でなく、社長が会見開いて謝罪しなさいよ。厚労省職員が大人数で宴会した時は大臣は謝罪し、職員を処分している」「各番組の局アナに謝罪させるのではなく、社長か担当役員が会見を開いて謝罪と再発防止対策を説明すべきだと思う」といった声が多数上がっている。

 テレビ朝日上層部はどのような対応を取るのだろうか。今後の動向に注目が集まる――。

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