NHKよるドラ『恋せぬふたり』高橋一生・岸井ゆきのが表現する“アロマンティック・アセクシャル”踏み込んだ描写に絶賛の声、冬ドラマ最注目作に名乗りの画像
高橋一生

 岸井ゆきの(29)と高橋一生(41)がダブル主演する、NHKの“よるドラマ”『恋せぬふたり』の第3話が1月24日に放送され、恋愛を前提としたコミュニケーションになじめない自身に、主人公たちが向き合っていく様子が丁寧に描かれ、視聴者から多くの称賛の声が寄せられた。

 このドラマは、他者に恋愛感情を抱かない“アロマンティック”で、他者に性的に惹かれない“アセクシュアル”であることにとまどう、「スーパーまるまる」本社で働く兒玉咲子(岸井ゆきの)と、その恋愛的指向と性的指向を自認していて同スーパーの青果部門で働く高橋羽(高橋一生)の同居生活を描く物語。

 第3話は、同僚の“カズ”こと松岡一(濱正悟/27)から「俺らギリつきあっている」と言われ、咲子は困惑する。2人は地下アイドルという共通の趣味をきっかけにつきあうようなったが、“活動休止”というカタチで距離をおいていた。咲子は関係が終わったと思っていたが、カズは違っていたらしい。

 また、同居生活のためお互いを理解したいと、高橋からアセクシュアルに関するアンケート用紙を渡された咲子は、参考にもらった高橋のアンケートを読む。高橋は今までに恋人が1人いたらしいが、「世間的なお付き合いに該当するか疑問あり」と注意書きが。咲子は「恋人いたんだ」とつぶやくと、元カレのカズに思いをめぐらせた。

 ある日、咲子は、高橋が貯めた大量のポイントカードの特典を使う手伝いのため、仕事帰りに商店街で待ち合わせする。最後の特典の喫茶店のケーキを食べながら、咲子は、小学5年生からの恋愛経験で覚えた違和感を語り始め、カズと性交渉が2回あったが、痛いだけで良さが分からず、その気持ちを彼に話していないと告白した。

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