小栗旬主演NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』大泉洋の『水どう』パロディ「ちょっといいかな」あざとい小ネタ満載でも批判が起きないワケの画像
小栗旬

 小栗旬(39)主演のNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人』の第4回「矢のゆくえ」が1月30日に放送され、源頼朝を演じる大泉洋(48)にアテ書きしたような現代風のセリフが、視聴者の間で話題になっているようだ。

 大河ドラマ第61作となる同ドラマは、平家が国を治める平安時代末期、平家との戦いに破れ、伊豆に流されていた源頼朝が、妻・政子(小池栄子/41)の実家の北条家を後ろ盾に挙兵して平家を打倒。新都・鎌倉で繰り広げられる権力の座を巡るパワーゲームが描かれる。

 “13人”は鎌倉幕府を支えた有力御家人のことで、その一人、政子の弟・北条義時(小栗旬)が主人公。田舎の平凡な武家の次男坊だったが、姉が源頼朝の後妻となって状況が一変し、頼朝の右腕として活躍することに。脚本を三谷幸喜氏(60)が務め、語りを長澤まさみ(34)が担当する。

 第4回は、ついに挙兵を決断した頼朝の一党は、伊豆国の目代・山木兼隆を討って初戦を飾るべく戦支度を始めるが、強大な平家の威光の前に思うように兵が集まらない。強気な義時の兄・宗時(片岡愛之助/49)とは対照的に、義時は自身の浅慮を後悔していたが……という展開。

 同ドラマは、大河ドラマらしからぬ現代風のセリフが出てくる。これは、時代考証を担当する坂井孝一氏が、番組公式サイトのインタビューで「学問的な厳密さよりも、それを乗り越えた脚本のおもしろさを活かしていきたいとも考えています」とコメントしていることから、史実より三谷脚本の魅力を優先したのだろう。

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