■失礼すぎる二宮を「張り倒してやろうかと思った」
談春はドラマ撮影の約5年前、二宮と初めて会ったときについても言及。鶴瓶から「会わせたい人がいるから来い」と呼ばれて敷居が高めの料理店に行くと、そこには三浦友和(70)がいたという。
その後「もうちょっと盛り上がりたい」と、鶴瓶と三浦の共通の知人だった二宮も呼ばれたが、二宮は「チィ~ス!」とビーチサンダルで登場したといい、あまりのラフさに談春は「張り倒してやろうかと思った」と苦笑い。
そのうえ二宮は、年上の鶴瓶と三浦にずっとタメ口で話しており、談春は「だんだんイライラしてきて、目が合ったから、タメ口は君のご一門の芸風?」と嫌味を言ったが、二宮はキョトンとしていたという。
後に『赤めだか』で二宮と再会した際、談春がタメ口についてあらためて聞くと、二宮から「尊敬はしてるけど、いつまでも敬語だと永久に先輩後輩でこの線を越えていけない」と返され、談春は「反省した」と語り、「どちらが先輩にとってうれしくて、どちらが自分にとっても得るものが大きいかと言ったら、つまらないところで線を引いてる僕よりも、彼のほうが、お互いが幸せになれるような気がします」と二宮のスタイルを絶賛していた。
談春の言う通り、二宮は親ほど離れた年齢の大御所に対しても、タメ口なのは有名。過去に放送されていたバラエティ番組『ひみつの嵐ちゃん!』(TBS系)に明石家さんま(66)がゲスト出演した際にも、二宮はタメ口でツッコミ、それが原因で木村拓哉(49)から怒られたこともある。
2020年放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、さんまと二宮が当時を回想。さんま自身は二宮をとがめなかったが、木村について「アイツの縦社会の厳しさという精神」などとフォローを入れていた。
ときには失礼ともとられる二宮の態度だが、そこには二宮なりの深いこだわりがあるようだ。