■完全に“菊池風磨回”だった第4話

 また、芦田が曲作りで追い込まれ、恋の取り組みどころではなくなり、花枝に何の連絡も来なくなる。ある夜、スマホばかり気にする花枝を気づかい、慎吾は「元気が出るから」とトッポギを作るのだが、一緒に食べようと器を渡そうとした瞬間、スマホに芦田からの着信が。

 スマホを見つめとまど花枝に、慎吾は「出ろよ」と声をかける。うれしそうに応じる花枝の表情に、芦田から呼び出されていることを悟り、慎吾は「行けよ、呼ばれたんだろ」「(料理は)いいから行けって」と彼女の背中を押す。花枝が「とっといて」と言うと、慎吾は「やだ、全部食べる」と、冗談交じりで応じた。

 走り出す花江の背中を見送り、慎吾はうっすら笑みを浮かべる。そして、ひとりでトッポギを口に運ぶと、「うまっ」とポツリ。以前、施設のメンバーとバーベキューをするエピソードで、慎吾が「ひとりでごはん食べるのがイヤ」だと語る伏線があったため、切ない食事シーンとなった。

 そんな菊池の演技にツイッター上では、「切なすぎて泣いた。わたしトッポギ代わりに一緒に食べるわ」「今回は慎吾ちゃんの当て馬描写が過剰でかわいそうすぎ」「よく送り出したねってヨシヨシしてから、なんで送り出すのバカだねって叱りたい」など、慎吾に感情移入した視聴者から絶賛の声を寄せられた。

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