日テレ『笑点』、林家三平「クビ」、コロナ禍、三遊亭圓楽「脳梗塞」の大窮地を救う「助っ人」は桂文珍と春風亭小朝!「落語界総出アベンジャーズ」と思い出される「金髪豚野郎」暴言の過去の画像
三遊亭円楽

 2月6日の『笑点』(日本テレビ系)には、いつもと違うことが2つあった。ひとつは、林家三平(51)が降板したあとの新メンバーとなった桂宮治(45)が、色紋付を初めて披露したこと。色は黄緑色で、落語芸術協会入りした当時の会長が桂歌丸さんの色を受け継いだ。

 そして、もうひとつは、大喜利の回答者が5人で行われたこと。1月25日に三遊亭円楽(71)が脳梗塞(のうこうそく)で緊急入院し、ピンチを迎えていたわけだが、この日は代役を立てることなく、いつもよりひとり少ない5人での回答になった。

「司会の春風亭昇太さん(62)も1月18日にコロナ感染が発覚して以来の司会。その後、林家たい平さん(57)も23日にコロナ陽性。そこに円楽さんの入院ですからね。トラブルがあまりにも続いていることに、心配の声も上がっていました」(テレビ誌記者)

 しかし、このピンチを救う頼もしい存在が登場。

 落語家の桂文珍(73)が、次回2月13日に、春風亭小朝(66)が20日放送回に代役で出演することが明らかになった。すでに出演回は収録済みで、

《文珍と小朝は、円楽がプロデュースする落語会に出演するなど親交が深く、盟友のためにひと肌脱いだようだ。》

 と『サンスポ』は報じている。

「番組の危機に、非常に心強い助っ人が来てくれて嬉しい反面、“よく来てくれたな”という驚きもあります。というのも、昨年12月26日放送回で番組を降板し、16年5月から参加していたレギュラー最年少だった落語家・林家三平さん(51)と小朝さんの間には、なかなかの因縁がありましたからね」(専門誌記者=以下同)

 三平の姉で、現在は病気療養中のタレントの泰葉(61)は、88年~07年まで、小朝と結婚していた。結婚当時の小朝は「落語界のプリンス」と名高いスター落語家だったのだが……。

「しかし、07年に何の前触れもなく突然の離婚発表をして世間を騒然とさせました。しかも、会見場は金屏風がおいてあり、泰葉の弟の林家正蔵といっ平(現三平)が同席するという、前代未聞の離婚会見となりました」

 この会見で、泰葉は小朝について「金髪豚野郎」と発言し、これが大きく取り上げられ、小朝も大いなる被害を被ってしまった。

 これについて泰葉は、後に17年放送の『じっくり聞いタロウ~スター近況秘報告~』(テレビ東京系)で小朝の体格が嫌で仕方なく、毎回LLサイズのトランクスを洗い続けるのがストレスになってしまったが、トランクスのことが言えなかったため、離婚記者会見を中継する生放送の番組で「金髪豚野郎」が飛び出してしまった、と明かしている。

「溜まってたものがブワっと出ちゃったのかもしれない。20年でしたからね」と、泰葉はコメントしていた。

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