スキージャンプ高梨沙羅「痛恨」北京オリンピック「失格になった混合団体で号泣」「優勝候補ながらメダルなしの個人戦」を救う意外な日本テレビ『イッテQ』アスリートの名前の画像
※画像は高梨沙羅のインスタグラムアカウント(sara.takanashi)より

 2月4日に開会した北京2022冬季オリンピック。2月7日に行われたスキージャンプの新種目「混合団体」で、悲劇が起きた。

「日本チームの1番手で飛んだ高梨沙羅選手(25)が、100メートル超えの大ジャンプで、女子個人銅メダルのニカ・クリジュナル(スロベニア)の126・6点に次ぐ2位の124・5点を記録し笑顔を見せたと思いきや、スーツの規定違反で失格になりまさかの“0点”になってしまったんです。

 スーツの太もも周りが規定より2センチ大きかった、ということですが、高梨が個人戦で着用していたものとまったく同じで、選手には非はない。日本チームのスタッフも“僕らのミス”とコメントしていました」(スポーツ紙記者)

 失格を知ったあとの高梨選手はひどくショックを受け、ベンチで頭を抱えて号泣。ドイツチームの関係者にティッシュを渡されるも、受け取ることもできないような状態。関係者に肩を抱きかかえられるようも取材エリアを歩く姿もあった。

 なんとか集中を取り戻し、2本目を飛んだ高梨選手だったが、着地後には泣き崩れ、カメラに向かって頭を下げるいたましいシーンもあった。

 チームメートで、個人で金メダルを獲得した小林陵侑選手(25)は「沙羅は2本目集中して、いいパフォーマンスをした。本当に強いな、って。五輪だから確かに目立つけど、いい収穫もある。悪い方向ではない、と僕は思います」とコメントしていたが、高梨選手の心境は察するに余りある。

「高梨選手はW杯で男女歴代最多となる61勝(個人総合優勝4回)を誇る絶対的な日本のエースですが、これまでオリンピックではソチ五輪4位、平昌五輪3位で金メダルを取れていない。2月5日に行われた個人戦でも、2本のK点越えジャンプを披露し合計224.1点を記録しましたが4位で、メダルは獲得できませんでした。

 なんとか気持ちを切り替えて挑んだ団体競技は、スーツの違反で失格。メンタルへのダメ―ジが心配ですね」(前同)

 混合団体前に高梨選手は、

「力になれるように頑張りたい。力を合わせて頑張れるのは幸せなことだし、自分一人では心細くても、皆がいるから頑張れる」

 とコメントしていた。それだけに、「自分のせいだ」と泣き崩れていた高梨選手の姿は、多くの視聴者の胸を打った。

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