■6000円の「赤ふん」写真集、その「狙い」とは!?

 大きな話題となった田原の写真集だが、意外なことに、その販売数は好発進とは言えないようだ。

「1月28日の販売スタートから、思った以上に売上は伸びていないそうなんです。

 その理由のひとつとして考えられるのは、同写真集の価格。たとえば、昨年11月に販売され、ボディービルダー顔負けの美ボディが大きな話題となった、俳優の山下智久さん(36)の写真集『CIRCLE』(講談社)は本体価格2970円ですが、今回の田原さんの『DOCUMENTARY』は本体価格6000円と、倍の値段。“大スター・田原俊彦”と言えど、強気すぎた値段設定だったのでしょうか……」(ワイドショー関係者)

 ただ、今回の写真集にはさまざまな戦略が隠されているという。

「田原さんは1980年代にトップアイドルになってから、現在まで芸能界の第一線で活躍を続けています。2021年には全国ツアーも敢行し、最近もディナーショーのオファーはつきないという話ですね。そんな田原さんを長年追い続けているファンはしっかりといて、熱心なファンなら、今後のイベント時などに2冊目以降を買うことも考えられ、多少時間はかかるかもしれませんが、徐々に売り上げを伸ばしていくのではないでしょうか。

 また、コロナ禍の撮影ということもあり、海外ロケにも行けず、東京近郊のホテル等を使い1週間程度で撮影したそうなので、それほど製作費もかかっていないようです。田原さんも、この写真集をメディアが大きく取り上げてくれれば、自身のコンサートツアーの集客にもつながると、乗り気だったと言いますし、発売後短期間で売り上げが伸びなくても、決して“失敗”ということではなさそうです」(前同)

 若い女性アイドルの写真集とは大きく違う戦略があったという今回の田原の写真集。

「元少年隊錦織一清さん(56)と植草克秀さん(55)、そして“たのきんトリオ”の一員であった近藤真彦さん(57)といった面々が次々とジャニーズ事務所を離れ、いわゆる“辞めおじさんジャニーズ”として徒党を組むなかで、田原さんは現在まで一貫して“孤高のスター”でいます。田原さんは、“辞めジャニーズ”の面々と交わることを全く考えていないそうですよね。

 そんな、ひとりで戦い続ける姿を“格好いい!”と評価する人はファン以外にもいますので、今回の6000円の超高額写真集も最終的には良い着地点を迎えるのではないでしょうか」(同)

 還暦を迎えても、スター“トシちゃん”は変わらないようだ。

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