■日テレのヤラカシ前科

 日テレはこの件について、

「ロケに際しては、事前にシミュレーションを行うなど、安全に配慮しておりましたが、出演者がケガをした事実を重く受け止め、今後はより一層、ロケなど番組制作において安全対策に万全を期してまいります」

 と謝罪。今後の対応についてコメントを掲載している。

 ゆうちゃみの「出演者の誰よりも早く宝箱を見つけ出そうとダッシュしていたら、豪快に転倒してしまいました」というコメントや、前回の特番での極端な危険さは感じないロケーションから、日本テレに対しては比較的寛容なムードではあるものの……。

「今回の特番は、比較的マイルドなバラエティ番組でしたが、それでも骨折という事態になってしまった。日テレといえば『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』や『世界の果てまでイッテQ!』、『鉄腕DASH』など、身体を張ったバラエティ番組が人気です。どちらも過去に大ケガした話もあるし、日テレは今後ますます気を張ることになるでしょうね」(制作会社関係)

 特に大ごととなったのは、19年末に放送した『ガキ使』の特番『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』の撮影中に発生した佐野史郎(66)の全治2週間の腰椎骨折事件だ。

「収録は11月6日。“液体窒素を入れたペットボトルが破裂する力で空中に数センチメートル浮いてその間にラーメンをすする”という無茶な企画でした。

 ちなみに他局ですが、20年10月に『でんじろうのTHE実験』(フジテレビ系)の収録中でトレンディエンジェル斎藤司(42)が“エアバッグをお尻で爆発させたら体が浮くのか”という『ガキ使』と似たような無茶な実験でやはり腰を強打し、全治3か月の背骨の圧迫骨折をしてしまい、《テレビは何も学んでいない》とネットで非難轟々でした」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4