■「自分が、オッタマゲ(笑)」

「その後『芸人チーム』が回答するターンになった際、SMAPの『夜空ノムコウ』が流れたシーンでは氷川が映ったんですが、氷川はカメラが回っているのを忘れてしまったかのように表情が消えて、完全に“無の表情”になっていました。SMAPの解散と自身の休養を重ね、思いをはせていたのかもしれません……。

 結果的にこの『音楽クイズ』は芸人チームが圧勝したため、氷川は“本当に申し訳ございません”と頭を下げていました(笑)」(前出の女性誌記者)

 さらに5人で1文字ずつ答えて回答を完成させる「ハイパーファイブ」のコーナーで、氷川は1文字目担当だったが、ここでもやらかしてしまった。

「“CDはコンパクト・ディスクの略”“中野○○?(答えは中野サンプラザ)”“ZARDの『負けないで』の歌詞”はそつなく答えられたんですが、“トルコ行進曲”を“パリ行進曲”と間違えてしまう天然ぶりを見せました。ただ、“こぶし”と“ビブラート”の違いについて、非常に分かりやすく解説してくれる場面もあり、そこはさすがだな、と思いました」(前同)

 ちなみに「ビブラートをモノにしたのは中学の頃」「1年に2、3回KANに道で会う」「globeが大好き」という氷川きよし情報も、このコーナーで多く明かされた。

「驚いたのが、この次に行われた、“大ヒット曲の歌詞の漢字を書けるか?”というクイズに『NHK紅白歌合戦』でも披露した氷川の直近の代表曲で『ドラゴンボール超』(フジテレビ系)の主題歌である『限界サバイバー』が登場し、本人も“これは間違えない!”と豪語していたんですが、まさかのミスをしたんです」(前同)

 歌詞の「先端」という漢字を書けば正解の簡単なクイズだったのだが、「タンってなんだっけ?」と氷川は自分の曲でまさかの不正解。その後一巡し「無敵」という漢字は書けたのでクイズは無事クリアしたものの1問目のミスを指摘されてしまい、

「いや歌ってるんですけど……」「自分が、オッタマゲ(笑)」

 と『限界サバイバー』の歌詞にちなんだジョークでお茶を濁した。ちなみに放送前の告知でこの場面は、

《思わず「オッタマゲ!」と同曲の歌詞を発言せずにはいられない解答をしてしまうという。》

 と煽られていた。番組的としては、面白くてありがたい絵面には貢献していたということだ。

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