■菊池風磨に悲鳴に近い称賛

 今回も前回に続き、慎吾の当て馬ムーブが全開。泣きそうな花枝にキャップをかぶせ、頭ポンポンする胸キュンシーンがあったものの、ドラマ後半、落ち込む花枝を元気づけるため、凛も誘って幼なじみ3人で秩父のキャンプに出かけるシーンは、残酷なほどに切なかった。

 慎吾は、芦田との“恋の取り組み”が急に終り、花枝が落ち込んでいることに納得がいかないと語ると、覚悟を決めたように、「だったら俺が……」と告白しようとする。その瞬間、芦田が駆け込んでくるのだが、秩父のキャンプのことを彼に明かしていたのは慎吾だったのだ。

 芦田が花枝に「もう一度つきあってください」と告白する様子を慎吾はずっと見守るだけで、花枝の笑顔にさびしそうにため息をつく。そして、慎吾は唇を噛みしめて芦田の前に立ちはだかると「お断りします」と頭を下げ、花枝と芦田が困惑するところで終幕した。

 そんな菊池演じる慎吾に、視聴者はツイッター上で「慎吾に感情移入しすぎて心が苦しい。みんなが幸せになるの難しいのかな」「慎吾の“お断りします”は最高に優しいし、小さいころから近くにいた花枝ちゃんの心を守りたかったのかなと思うと、けなげで胸がいっぱいになる」などと心を痛めていた。

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