■初代・三平は家でギャグを披露?

「笑点を降ろされた」というさんまの言葉に、「それ、触れない!」と場を制した三平。しかし、追い打ちは続いた。

「次に、三平さんは、父である初代・林家三平とのエピソードを披露。“昭和の爆笑王”として広く愛された初代の話ということもあり、さんまさんも興味津々で話を聞きます。

 三平さんは、“父(初代・林家三平)に1回も怒られたことがない”と切り出し、“家に帰ってきても、『ようかんはよう噛(か)んで食べなさい』とか、そういうことを言う家だったんですよ”と語ると、さんまさんは“家でも、そういうギャグを言ってたんだ!”と、驚きを隠せない様子。そこで、三平さんも“『布団(ふとん)がふっとんだ』とか!”と続けて父のギャグを紹介したところ、さんまさんは再び“だから、笑点降ろされたんだ……”と追撃を加えます。それを聞いて、三平さんはうろたえていましたね」(前出の芸能誌記者)

 このやり取りが、結局、三平の“最大の見せ場”となり、そのまま番組は終了する。

「スポーツ選手や、女優さんなどがつぎつぎと子育てエピソードを披露して笑いをとる中で、三平さんがフィーチャーされたのは、番組中盤のこの一場面だけ。さんまさんも、トークの落としどころとして“笑点を降ろされた”というオチをつけるしかない様子でしたし、今回の出演が、三平さんにとってプラスに働いたかどうか疑問です。

 このあと三平さんがテレビや芸能界で活動する際に、今回のような形が繰り返されて、“笑点を降板した落語家”というネタでしか笑いを取れなかったり、イメージが定着してしまうことが心配ですよね……」(前同)

 父の名を継いだ三平が“令和の爆笑王”になる未来は訪れるのかーー。

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